福岡市西部ではどうしても地下鉄空港線、七隈線が注目されますが、その分値段も張るのは当たり前。今回は、その両線の間にあって比較的便利と言える場所に建つサンパーク西新南レジデンスをレビューします。
目次
物件概要
- 所在地 福岡県福岡市早良区荒江2丁目92番1(地番)
- 交通アクセス 地下鉄空港線「西新」駅 徒歩17分、地下鉄七隈線「別府」駅 徒歩17分、西鉄バス「荒江」 徒歩3分、「荒江四角」徒歩5分
- 構造・規模 鉄筋コンクリート造、地上8階建
- 総戸数 38戸
- 敷地面積 1,360.42㎡
- 間取り 3LDK・4LDK
- 専有面積 60.19㎡ ~ 81.65㎡
- 駐車場 40台(平面23台、機械式17台)
- 駐輪場 53台
- バイク置場 6台
- 建物完成時期 2026年4月(予定)
- 入居時期 2026年6月(予定)
- 事業主・売主 大英産業株式会社
- 施工 株式会社森本組
間取り
部屋タイプは81.65㎡3LDKのAタイプ、64.16㎡3LDKのBタイプ、66.22㎡3LDKのCタイプ、60.19㎡3LDKのDタイプ、72.57㎡3LDKのEタイプ、70.53㎡3LDKのFタイプ(ルーフバルコニー付)の5種類となります。さすがに60.19㎡で3LDKというのは、今の時代でも狭い気がしますが、2LDKへの設計変更もありでしょう。
ファミリーで選ぶのであれば、やはりAタイプかEタイプとなるでしょうか。こちらは両方とも角部屋になります。リビングは東向きで、Aタイプは南側、Eタイプは北側にも開口部があります。

公式サイトからAタイプとEタイプ。画面上が西、右が北になります。
設備
最近のトレンドはすべて網羅されています。キッチンはフィオレストーン、食器洗い乾燥機、ソフトクローズ付スライド式収納がちゃんとあります。また、浄水機能付タッチレス水栓、コンロは申し込み期限内ですとガスとIHを選ぶことができます。残念なのは標準の食洗機は浅型です。深型はオプションになりますが、さらにフロントオープンもオプションで可能です。トイレはTOTOのタンクレスで、手洗いキャビネット有り。
また、最近のトレンドとして宅配ボックスだけでなく、玄関前の置き配のために鍵付きバッグ「置き配バッグ」が装備されています。
敷地内にシェアサイクル「チャリチャリ」があり、こちらは駅までの距離を意識した設備かなと想像します。
最近は標準でついている物件がちらほらありますが、一番アガったのは「おそうじ浴槽」でしょうか。福岡でもペアローンで購入する世帯が増えていますので、共働き前提と考えると、この機能はうれしいです。仕事から疲れて帰ってきても、ボタン一つで掃除からお湯はりまで金王になります。タッチレス水栓もいいですね。水を出す止めるは水栓が意外と汚れるものです。タッチレスということは、水栓を磨く回数も減ってとてもよいです。
価格
81.65㎡3LDKのAタイプ5階6階で6800~6900万円、72.57㎡3LDKのEタイプの5階6階で6200~6300万円の価格を予定しているそうで、計算上では坪270万円後半から280万円前半ということになります。現在、各住戸の優先案内が終わった段階で、「要望書」を受付中です。その要望書を受けて正式な価格発表は2月7日です。
立地
マンション名は「西新南」と名乗っており公式サイトにも「『西新』の暮らしを、楽しむ住まい。」とうたっていますが、住所は福岡市早良区荒江2丁目です。「西新南」というネーミングには少々距離を感じます。荒江という地名は、古くは草香江の入り江に面して風と波が荒い入り江だったことに由来します。昭和40年代になると、宅地開発が進み、周辺に荒江団地や原団地など旧公団の団地が次々と建設され、住宅地として変わっていった歴史を持っています。また、昭和58年までは筑肥線の西新駅がありました。西新のような多くの店が集う商業地ではまったくないのですが、大通りから少し入った、本当に落ち着いた住宅地です。
メーンバルコニーは東向き。東側には別のマンションが建っています

奥が福岡県立福岡工業高校です。マンションは正門から真正面の道路に面しています
交通
はっきり言って駅からは遠いです。地下鉄空港線西新駅まで約1.3㎞徒歩17分、七隈線別府駅までも約1.3㎞徒歩17分。空港線と七隈線のちょうど中間に位置しています。しかし、それをカバーしているのが全国最強の西鉄バスネットワーク。この物件の弱点を補うのは何といってもバスの利便性です。
公式サイトより
郊外への幹線道路が交差
徒歩3分の位置にある荒江四角は、東西に国道202号(明治通り・今宿新道方面)が走っており、福岡市の中心部(天神・博多駅方面)と西区・糸島方面を結ぶ大動脈です。また、南北には道路愛称「早良街道(国道263号線)」が通っており、北の西新・藤崎エリアと、南の野芥・早良・三瀬方面を結ぶ南北の主軸です。この主要な幹線道路が交差する大型の交差点です。複数の行き先が選べるバス
西新や昭和通り経由で天神交差点方面(福岡パルコや天神北)へ行くなら徒歩3分の「荒江」バス停から。六本松や博多駅、国体道路経由で渡辺通4丁目交差点方面の天神(三越や大丸)に行くなら徒歩5分の「荒江四角」バス停へと、バスが充実しています。運行本数の多さ
朝のラッシュ時は、数分おきにバスが到着します。「荒江」バス停は朝7時台の西新方面行は1時間に19本。「荒江四角」バス停に至っては7時台に六本松方面に1時間34本のバスが通ります。この時刻表見てください。ほぼ同じ地点から1時間に50本以上のバスが出るんですよ。
見よ!この時刻表
その他の手段
荒江ぐらいなら、西新駅や別府駅まで歩く方もかなり多く見ます。また、駅まで自転車で行く通勤者も多いですね。駅近じゃなくても生活が徒歩で完結する
荒江交差点周辺は、実は「徒歩圏内」に何でも揃うコンパクトシティのような環境です。徒歩10分以内のスーパー
- サニー荒江店(24時間営業)徒歩5分・400m
- マルショク昭代店 徒歩7分・560m
- 業務スーパーあけぼの店 徒歩8分・590m
その他、買い物施設
- ドラッグイレブン荒江店 徒歩5分・330m
- セブン‐イレブン福岡曙2丁目店 徒歩6分・450m
- ファミリーマート早良昭代1丁目店 徒歩6分・470m
金融機関
- 福岡銀行荒江支店徒歩4分・280m
- 西日本シティ銀行荒江支店徒歩5分・350m
- 福岡荒江郵便局徒歩6分・480m
外食
大通りが交差する住宅エリアなので、意外なほど小規模飲食店が数多くあり、居酒屋、和洋中、国道沿いには各種チェーン店と、選び放題というのも意外とうれしい点です。有名どころでは、鉄なべでカリカリに焼いた餃子がおいしい「鉄なべ荒江本店」まで徒歩7分。家族連れで行ってもOKで、リーズナブルなお値段です。また、持ち帰り弁当もおいしく、居酒屋としてもおしゃれでリーズナブルな料理を出してくれる「マカナ Cafe Dining」もおすすめです。
これだけあれば、日々の生活のほとんどは徒歩圏内でまかなえちゃいます。
教育環境
小学校区は原小学校、中学校は原中央中学校です。どちらも、この数年で校区内に新築マンションが増えたことで、減少傾向だった児童数が上向きになっています。そして徒歩2分の場所には県内大手の英進館荒江本校があります。高校進学となれば、言わずと知れた福岡県立修猷館高校、2番手の県立城南高校まで、いずれも自転車で10~15分。私立高校では、西南学院、大濠、中村学園、筑紫女学園までも自転車で10分~15分という距離にあり、通学のしやすさも光ります。
また、高校受験に関してこの場所は地味なメリットがあります。マンションのある早良区荒江は第6学区なのですが、同じ原中央中学校に通う生徒の中でも原小学校校区の生徒だけは、第5学区の県立福岡中央高校が受験できるんです。第6学区の公立高校は修猷館、城南の次の受け皿としては筑前高校ということになりますが、自転車で通うと一つ山を越えて約50分。電車と自転車を駆使しても約1時間という距離になってしまいます。
この福岡中央高校は、偏差値的に城南高校と筑前高校の中間に位置しており、公立校の選択肢が増えるわけです。
まとめ
駅徒歩17分を「バスと教育環境」で凌駕する、実利派の選択
地下鉄駅からの距離だけを見れば、確かに「駅近」とは言えません。しかし、本物件の真価は「全国屈指のバスネットワーク」と「文教地区としての盤石な環境」の掛け合わせにあります。
目的地によっては地下鉄より快適なバス移動、そして24時間営業スーパーや金融機関が徒歩圏に揃うコンパクトな生活動線。さらに、福岡中央高校も選択肢に入る「原小・原中央中校区」という学区の妙は、教育を軸に考えるファミリーにとって代えがたい魅力となるはずです。
「駅直結の喧騒と高価格」よりも、「落ち着いた住環境と、地に足のついた高い生活利便性」を。大英産業さんは福岡市西部でザ・サンパーク西新、ザ・サンパーク姪浜と立て続けに分譲してきましたが、サンパーク西新南は少し経路の違う立地と設備を持っています。この特徴をどう見るか。福岡西部の暮らしを賢く、欲張りに楽しみたい方にはハマるかもしれません。


















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