ブランズタワー横浜北仲は、エリアの新街区ハーバーステージ横浜（北仲通北地区B-1地区）に誕生する超高層タワーマンション。
本物件の隣にあるザ・タワー横浜北仲は、デザインと規模に惚れて、私が初めて登録申し込みをした新築マンションです。
様々な情報を読み漁り、何日も悩み続けて最も人気であろう住戸に登録した結果、抽選で見事に散りました。
そこから10年近く経過し、そのザ・タワー横浜北仲の前に建つ本物件。横浜北仲エリアのラストピースとして建設されます。
秋から一般販売のモデルルームが開始されており、2026年1月中旬から登録受付開始です。
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
目次
物件概要
本物件は40階建ての複合開発で、隣接して6階建ての商業施設、オフィスエリアが設けられます。定期借地権となり残存期間は75年間です。
総戸数は704戸。既に先行して61戸が販売済みのため、一般販売は643戸となります。
- 所在地：神奈川県横浜市中区海岸通五丁目25番1(地番)
- 交通：
横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅(出口2a) 徒歩2分
JR京浜東北・根岸線「桜木町」駅(東口）徒歩9分 - 総戸数：704戸
- 敷地面積：12,345.18㎡
- 建築延床面積：109,221.34㎡
- 建築面積：7,447.93㎡
- 建物竣工：2027年11月中旬予定
- 引渡可能時期：2028年3月下旬予定
- 構造および階数：鉄筋コンクリート 地上40階 地下1階建
- 用途地域：商業地域
- 借地権の種類・期間：定期借地権／期間：約75年（建物解体・明渡期間含む）
- 管理会社：株式会社東急コミュニティー
- 売主：東急不動産株式会社、京浜急行電鉄株式会社
- 販売：東急リバブル株式会社、京急不動産株式会社
- 設計：熊谷組・東急設計コンサルタント
- 施工：株式会社熊谷組
周辺環境
馬車道からデッキで接続され、徒歩２です。桜木町駅は徒歩９分となります。なお、馬車道駅までは「歩⾏者デッキを利⽤した徒歩分数であり、歩⾏者デッキの完成は遅れる可能性がある」旨の記載があります。
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
本物件の隣A3地区には「ノートルダム横浜 みなとみらい」があり、A1・A2地区は住友不動産による高級賃貸マンションとなるラトゥールが建設中です。
ラトゥールの1~16階には日本で３番目となるヒルトングループのラグジュアリーブランドであるコンラッドが入ることが決定しています。
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
馬車道やみなとみらいの魅力については、溢れるほど多くの情報が出ていますので詳細は割愛しますが、住環境としても、横浜市役所が徒歩4分、スーパーやクリニックはありますし、商業や飲食は圧倒的な充実度です。
なお、子育て目線で見ると、保育園は複数ありますが、小学校となると横浜市立みなとみらい本町小学校が徒歩24分、中学校は横浜市立横浜吉田中学校が徒歩17分です。
特に小学校は、子供の足としてはかなりの距離となってしまいます。
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
物件詳細
外観・共有部
私的には文句なしで格好良い外観だと思います。横浜らしい景観に配慮した設計で、低層部分はレンガの素材と色調を用いていることが一層雰囲気を良くしています。
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
商業部分はそれなりの面積がありますが、ザ・タワー横浜北仲にリンコスがあるため、スーパーは入るかはわからないとのことでした。
駐車場は353台。総戸数の半分が用意されています。
駐車場料金は平置きが50000円、タワーパーキングは35000円～43000円です。
料金は高額ですが、平置きが39台あるのもポイントです。
- 平置（EV対応）32台 全長5300mm、全幅2700ｍｍ
- 平置（EV対応）7台 全長5800mm、全幅2700ｍｍ
- タワーパーキング314台 全長5300mm、全幅2050ｍｍ
（ミドルルーフ218台、ハイルーフ63台、ハイルーフ（EV対応）33台）
共有施設
- ロビーラウンジ 2階
- パーティラウンジ 3階（HANARE）
- ゲストルーム 3階（HANARE）
- ウェルカムラウンジ 3階
- カフェラウンジ 3階
- キッチンラウンジ 3階
- フィットネスルーム 6階
- プライベートルーム 6階
- スタディ&ワークラウンジ6階
- ゴルフレンジ 6階
- ランドリールーム6階
- スカイサウナ&ゲストルーム（2室） 23階
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
ロビーラウンジ
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
エントランス、エレベーターホール
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
パーティーラウンジ
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
スカイサウナ&ゲストルーム
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
共有施設は充実しており、かつ絶景の望める場所に位置しています。
HANAREと呼ばれる部分を含め、いずれもこだわりを感じられる意匠となっており質感は高そうです。
他にオフィスエリアの隣にはコミュニティ菜園、眺望スポットも設けられます。
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
眺望
眺望については、北西と北東向きが条件が良く、運河側を望むことができます。南側はザ・タワー横浜北仲、西側はアパホテル＆リゾートがあります。
既存物件と見合いにならないよう配慮されていますが、どちらも超高層のために囲まれ感は避けられません。
本物件の中でも北西のコーナー住戸は特等席です。
「ブランズタワー横浜北仲」公式HPより引用
価格考察
第２期予定住戸の一部抜粋で、価格は100万円単位です。全部屋トランクルームがあり、面積に含まれています。
南東
S40B 40.42㎡ 1LDK
11階～35階 6500～7100万円 坪531～580万円
南東
S55A 55.08㎡ 2LDK
11階～35階 7700～8700万円 坪461～521万円
南東
S80C 83.11㎡ 3LDK
11階～35階 13200～14000万円 坪524～556万円
南西
S65A 67.99㎡ 3LDK
11階～35階 9800～10600万円 坪476～514万円
北東
S75B 77.95㎡ 3LDK
11階～35階 16700～17500万円 坪707～741万円
北西
S70B 71.10㎡ 3LDK
11階～35階 14000～14800万円 坪650～687万円
北西角
S75C 79.22㎡ 3LDK
11階～35階 17500～18200万円 坪729～758万円
北西角
E150A 152.67 3LDK
36階～37階 56800～58100万円 坪1228～1256万円
間取は多様です。面積が60㎡を超えてくるとワイドスパンで開口部も良好になります。
70㎡未満のコンパクトな3LDKも多数あり、間取りの良さから数字以上に広さが感じられそうです。
定期借地権のため価格は抑えられており、3LDKで1億円を切る住戸もあります。
眺望による価格差が大きく、運河側を望む北西と北東向きの単価が高くなっています。
一方で面積や階数の差は小さいことが特徴です。南向きは運河側と反対ですが、高層階は抜けてくるため、価格の点では狙い目な印象でした。
管理費は㎡当たり月額約575円、 修繕積立金は月額約320円、借地物件のため解体準備積立金が月額約250円、合計で㎡当たり月額約1145円となります。
他にインターネットやテレビ視聴サービスなどで月額約3200円です。
本物件との比較対象はザ・タワー横浜北仲（2019年10月築）となります。
所有権のため、本物件と直接価格を比較できないことは要注意です。
2025年12月時点で、多くの売り出しがあります。
- 1LDK 40㎡ 中層階 10000万円～
- 2LDL 65㎡ 中層階 15000万円～
- 3LDK 80㎡ 中層階 19000万円～
ザ・タワー横浜北仲 2025年11月撮影
ザ・タワー横浜北仲 2025年11月撮影
スマイルポイント（個人的なポイント）
良いと感じる点
- 希少すぎる立地
「もう一度、この街は美しい港と出会う」。本物件のキャッチフレーズのとおり横浜北仲エリアのラストピースに相応しい立地です。
みなとみらいを堪能できるベストポジション。眺望スポットが設けられるほど、この地に住めること自体が特別です。
ここで夜景を眺めながら生活する。想像するだけもワクワクします。 - 完成された周辺
ザ・タワー横浜北仲の販売時は、横浜北仲エリアは空地が広がっていました。
そこからKITANAKA BRICK&WHITE、アパホテル開業、横浜市役所移転などにより、周囲の雰囲気も良くなり多くの人が訪れる場所となっています。
更に、先にラトゥール横浜が完成しますから、本物件完成時にはより利便性を享受することができそうです。 - 共有部のデザイン
このロケーションに相応しい、見ているだけでも心躍る外観と共有部のデザイン。
今回のレポートにも共有部のCGを多用してしまいました。
エントランス、エレベーターホール、ロビーラウンジ、富裕層に刺さるマンションとなっています。
気になる点
- 高額な維持費
管理費が高いのにも見慣れてきましたが、解体準備積立金も含めた総額は厳しいレベルです。
本物件の維持費は40㎡の1ＬＤＫで月額約50000円、70 m2の3ＬＤＫで月額約85000円です。築年数の経過により修繕費は上昇します。
ここまでくると、ローン金利などと合わせて賃貸した場合との差額は相当小さいかもしれません。
参考までにザ・タワー横浜北仲は、管理費と修繕費で㎡当たり月額約600円、インターネトなど含み、70㎡で月額約45000万円です。 - 鉄道利用者は確認を
馬車道駅からは渋谷、池袋など都心方向へ直通していますが、渋谷駅まで44分と時間を要します。徒歩9分の桜木町駅からは、朝・夕は快速運行がなく、品川駅35分、東京駅50分とそれなりの乗車時間であり、また通勤ラッシュが凄いです。 - 眺望の良い部屋は限られている
周辺物件と見合いを避けるように配置されていますが、周辺の方が背が高いため囲まれ感は否めません。そのため、眺望の良い住戸は限られています。
今期（第2期）で眺望が良い方角の大半が販売される予定で、今期で手に入れたいところですが、要望状況では人気が集中していました。
その他
販売スケジュール※現時点での予定で、変更となる可能性があります。
- 登録受付開始：2026年1月中旬予定
- ご契約会：2026年2月中旬
- 引き渡し：2028年3月下旬
まとめ
横浜らしい外観と充実した共有施設もつ魅力ある物件です。それに応えるように、共有施設や専有部も高いレベルでまとめられています。
定期借地で月々のランニングコストも重たいですが、本物件の魅力は捨てがたい。CGを眺めていると所有したい気持ちが湧いてきます。とにかくこの特等席に住みたいという方々に応える物件と感じました。
モデルルームを訪問しているだけでも楽しい時間を過ごすことができました。
本レポートを最後まで読んでいただきありがとうございました。
建設状況 2025年11月撮影
建設状況 2025年11月撮影
おまけ
私は旅行が好きで、観光目当てではなくホテルに泊まることを目的に旅行することもあります。（同じような方も多数いると思います。）横浜には、ハイアット、ヒルトン、シェラトン、インターコンチネンタルと世界で名立たるブランドのホテルが林立しています。
東京に劣らず、横浜もホテル開業ラッシュで、ザ・カハラ・ホテル＆リゾート、ウェスティンホテル、インターコンチネンタル横浜pire8など高級ホテルが次々と開業しています。
そこに新たに開業するコンラッドは、東京、大阪に次いで３件目となります。
2025年4月に大阪に開業したウォルドーフ・アストリアの洗練された雰囲気とは異なる、コンラッドらしいゴージャスな空間を演出してくれるものと期待しています。
東京のホテルは異常なほど高騰していますが、横浜のホテルはまだ価格が抑えられています。
物件価格同様に高騰の波が横浜までくるような気がしていますが、手が届く価格設定であることを期待したいです。
（ラトゥールとコンラッド横浜）
「PR TIMES」より引用
[スムラボ編集部より] 本ブログ記事の情報は投稿日時点のものです。現在の販売情報はLifull Homesをご参照下さい。
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