価格が安い三流、先を見越して二流、街を愛してこそ一流。
こんにちは!
地元愛の塊、札幌タワマンくんです!
↑購入理由についての持論です。
詳しくは後ほど…!

「ブランシエラ豊平三条」現地外観
国道36号線を大通り側へ向かう途中、結構目立っているので気になっていました。
今回も忖度なしのぶっちゃけレビューしていければと思います!

「ブランシエラ豊平三条」公式HPより引用
物件概要
- 所在地:北海道札幌市豊平区豊平3条3丁目12−4、12−57、98−3(地番)
- 交通①:地下鉄東西線「菊水」駅徒歩8分
- 交通②:地下鉄東豊線「学園前」駅徒歩9分
- 総戸数:65戸(他管理事務所1戸)
- 構造・規模:鉄筋コンクリート造 地上14階建
- 竣工年月:2025年2月
- 入居予定時期:即入居可
- 敷地面積:1,001.50㎡
- 販売予定価格:3,098万円~5,398万円
- 間取り:1LDK~3LDK
- 専有面積:38.63㎡~81.22㎡(備蓄倉庫0.76㎡〜1.43㎡含む)
- 売主:株式会社長谷工不動産
- 施工:株式会社砂子組
- 駐車場総台数:28台(月額使用料:16,800~19,800円)
- 自転車置場総台数:58台(月額使用料:100〜300円)
掲示板:「ブランシエラ豊平三条ってどうですか?」
立地

「ブランシエラ豊平三条」公式HPより引用
国道36号線沿いにあり、豊平川までは徒歩6分、川を越えればすぐにすすきの・大通と中心部への近さが魅力的な立地です。
アドレスこそ豊平になっていますが、最寄駅は地下鉄東西線「菊水」駅で徒歩8分、「さっぽろ」駅へは東豊線「学園前」駅まで9分のダブルアクセス。
もちろん歩ける距離ですが、駅の近さが魅力に感じるという訳ではない物件です。パンフレットや公式HPを見ても駅距離はアピールポイントにはしておりません。
アクセス・立地に関しては、中心部への物理的な近さをアピールしています。
個人的に気になったのが「すすきの駅へ自転車で約6分」の表記。車ではなく自転車のスピードでもこの時間で行ける近さですよ〜というアピールなのかもしれませんが、すすきのに自転車は飲み帰りに捕まるので辞めましょう!

HPにもありますがタクシーでの利用が便利な場所ではあると思います。
ただタクシーありきでの立地優位性で実需へのアプローチというのは難しく、後述しますがそれが販売開始から1年半以上経った今でも販売状況が芳しくない要因にも繋がっていると感じます。
地下鉄までは徒歩8〜9分ですがバス停がすぐ近くにあり、大通・さっぽろ駅行きの7〜8時台の本数は地下鉄並みに多く、朝7〜9時までは36号線はバス専用レーンもあるためバスでの通勤も選択肢としてアリな立地です。

「ブランシエラ豊平三条」現地外観
周辺環境

「ブランシエラ豊平三条」公式HPより引用
実際に買った後の暮らし方をイメージするため、現地見学へ行く際には近くの商業施設、学区などを実際に確認するようにしています。
一見するとコンビニ、ドラッグストア、銀行、郵便局もあり公園もいくつか地図に載っている為近くのお店が充実しているように見えますが、実際に周辺を歩いてみるとコンビニは幹線道路や信号を渡るため心理的に遠く感じてしまう、またスーパーマーケットがなくマックスバリュー菊水店徒歩10分、スーパーアークス菊水店、東光ストア豊平店ともに徒歩15分とスーパーマーケットがないことに不便さを感じてしまいます。
サツドラ豊平三条店までは徒歩3分ですので、車を持たず徒歩での移動の方はそこがメインになるのが個人的には主婦層に刺さらない要因となってしまっているのかな〜と考えます。(余談ですがスーパーアークス菊水店の鮮魚とお寿司がめちゃくちゃ美味しくてオススメです。)
トリトンや焼肉きんぐ、さんぱち、宮越屋珈琲店など飲食店が充実していますが、やはり実際にその土地で暮らすとなるとたまに行く飲食店よりもスーパーマーケット、コンビニなど日常的に利用するものが思い立った時にすぐに気軽に行けるというのが大事であるという大前提を再認識しました。第一印象で良い場所、便利に感じる立地。だけどよく検討すると「惜しい」、そう感じる現地調査でした。
建物

「ブランシエラ豊平三条」現地外観
昼間の見た目は一見シンプルです。
ただ夜間は照明が特徴的な光で、マンションの前を通ると一際目を引き、かっこいいです。

「ブランシエラ豊平三条」公式HPより引用

「ブランシエラ豊平三条」公式HPより引用
1階にはラウンジがあり、ごみ置き場もエントランスホールから繋がっているかつオートロック内にあるため、外部との接触がなく安心です。また、駐車場への出入り口から菊水方面へ行くと約徒歩6〜7分だったので表記上の時間よりも早く着くことができます。

「ブランシエラ豊平三条」現地ホール(ラウンジ)

「ブランシエラ豊平三条」現地エントランスホール
専有部のリビングの天井高が2.6mなのは嬉しいポイントです。

「ブランシエラ豊平三条」公式HPより引用
間取り・価格
2024年7月より販売を開始して、現在第2期5次販売となっております。
平均坪単価は235万円となっており、現在の新築ラインナップの中では大分安く感じます。
間取りは全5タイプです。

Aタイプ:81.22㎡/3LDK+2WIC/5,398万円(13階)

1部屋がリビングインで2部屋が完全独立型の80㎡定番型です。この大きさは現在の札幌新築マンションの中ではレアですね。
当物件の間取り全体に言える事なのですが、収納が多く、またかなり大きいので、普段使わないものは全て収納へしまうことができ、そこまで部屋の狭さは気にならないのかなと思いました。
Bタイプ:58.52㎡/2LDK+WIC/4,298万円(11階)

Cタイプよりも3㎡広いつくり。
ただ間取りを確認すると寝室が0.4畳違うだけで形(生活動線)はほぼ同じで、
廊下部分の違いでは?と思いました。
全戸南東向で特にB,C,Dタイプは眺望の差もほぼなく、BタイプよりもCタイプが高層階かつ安かったので個人的にはBよりもCかなと思いました(B買われた方すみません)
Cタイプ:55.28㎡/2LDK+WIC/4,268万円(13階)

Dタイプ:38.63㎡/1LDK/3,098万円(9階)

リビングインスライドドアの1LDK
セカンドハウスでの購入が多いとの事でした。
廊下も最小限でゴルフバッグやキャリーケースを入れておける備品倉庫も玄関横なので、セカンドハウスの方には使いやすいのかもしれません。
Eタイプ:73.35㎡/3LDK+WIC /4,298万円(2階)

洋室(2)だけ使いづらそうそうですが、収納も多く良さそうな間取りです。前回MR行った際は2階は成約済みになっていたのですが、今回HPを見たら2階が販売中でした。9階以上が売れ残っている今、低層階はコスパだけ見るとお買い得かもしれません。
なぜ販売状況が芳しくないのか
直近でレビューしたアルビオ・ステーション札幌桑園」(スムラボ記事)、「レーベン発寒南 RECENT」(スムラボ記事)と坪単価はほぼ同じで、2件は非常に好調に推移した一方で、当物件は残数が10戸以上と販売期間の割に販売進捗が芳しくありません。ブランドも長谷工不動産さんで修繕計画も堅実であるなど広告を含めた知名度やブランド力に申し分ないです。
やはりn回目ですが、現在の札幌マンションマーケットでは何か尖り切った特徴・武器がないと売れていくのは難しいと改めて実感しました。例えば単身向け38㎡のDタイプ。他タイプと比較して売れ行きが鈍く、13戸中5戸が成約されていません。
コンパクトなお部屋のニーズがないのかというと、昨年レビューした31.42㎡~44.82㎡のコンパクトマンション「ネベル札幌 legend core」(スムラボ記事)は販売開始から約半年で70戸中半数以上が成約されていました。
ネベルの担当者さんにお伺いした記憶だと、周辺の複数の大学関係者や病院関係者、札幌駅周辺で勤務している単身が近辺の北12条エリアで探しており、キッチンをコンパクトにして他のスペースを広く、浴室にテレビ標準装備など「単身・二人暮らしの日常の充実度」を訴求しておりました。
加えて「この先自身の状況(家族構成、職場など)が変わっても同じ属性のニーズは固いから出口も想定しやすい」など”買う理由+買った後の暮らし”が明確でした。
アルビオ・ステーション札幌桑園」(スムラボ記事)は札幌駅が隣駅、イオン札幌桑園がすぐ近く、新しく生鮮市場もでき買い物利便◎と周辺環境も良く、街中に近いながらも平置き駐車場がほぼ100%カバーされていてコンセプトとターゲット設定がバッチリな点が強いと感じました。
「レーベン発寒南 RECENT」(スムラボ記事)は地下鉄徒歩4分ともちろん近いのですが当物件と歴然の差がある訳ではありません。しかし、現在販売中の新築マンションの中では平均平米数が3位の大きさで(中央区外では1位の広さ。平均坪単価200〜299万円台では1位)、子どもがいるファミリー層が生活しやすく、駅からマンションまでの帰り道にマックスバリュ発寒南店(徒歩5分)があり買い物してから家に帰るのが容易といったように、「購入後の暮らし方」が想像しやすいのが購入の後押しになっていると思います。そのため、平米数が広く、また西区と車が必須に思えるアドレスで駐車場カバー率66%でも成約が進むと言う結果でした。
当物件では、1LDK38㎡〜3LDK81.22㎡と幅広い層、世帯にアプローチできそうですが、その分広告も特定の層に訴えていくのが難しく、ダブルアクセスは可能で駅までの距離も遠くはないが差別化とまではいかない、周辺環境も満遍なく揃っているが日常に取り入れていくのは難しい、というのが現在の販売進捗が芳しくない要因だと考えます。
冒頭の購入理由のくだりで述べましたが、”価格が安い三流、先を見越して二流、街を愛してこそ一流”。
価格が安いからという理由での購入は目先で考えると一時的な満足感や「もうこれ以上家探しをしなくていい」という楽さに繋がりますが、本当に「この先何年、何十年間暮らしていけるのか」や「万が一に売りたい時に誰か買ってくれそうか」を見越して妥協しない家探しをすることが大事です。
そして一番は、そのマンションと街を愛しているか、もしくは愛していけそうか、これに尽きると思います。”価格”と”その人が思う街への価値”は比例しませんし、その人それぞれ正解は違います。ただ、”「価格が安い」という理由で買うマンション”と”「愛していけそう」という理由で買うマンション”は満足度に天と地ほどの開きが出てきます。愛していけそうなマンションを買いましょう。せめて先を見越せるマンションを。
総評
現在残っているのが全て9階以上というのも特徴的であり、なぜ下の階が売れて上の階が残っているのか。
下の階が売れた理由としては価格の安さが大きいと思います。
マンション全体で坪単価230万円台ということは基本的には当然低層階は平均以下の金額で値付けされていますので、相対的に現在の札幌新築マンションの中でも安く購入できた方が多いと思います。
そうなると他のマンションという選択肢が広がり、自身の家族構成や勤務場所など個人個人の購入軸を比較した時に「同じ価格ならもっとスーパーが近い方がいい」や「ほぼ変わらない価格なら駅まで近いあのマンションの方が良いかも」といった感じで当物件を決断する決め手に欠けているのかなと思います。
やはり守備範囲の広いマンションではなく、少数ターゲットにガツンと刺さる特徴・武器の重要性を再認識するMRでした。
そして「自身の暮らしを充実させるために絶対に譲れないポイント」という購入軸をブラさないことが何より大切です。
今年2月から説明会が開始している「ブランシエラ札幌すすきの」は全戸民泊対応という「武器」を持っているため強く、近々レビューできればと思っております。ただ私自身、民泊対応型マンションを両手広げて歓迎しているわけではなく、やはりマンションは実際にそこで暮らす人たちの日常をより幸せにする空間であって欲しいと願っています。
そんな感じで当物件は「どうしても豊平エリアに新築が欲しい」という方にオススメです!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!!
少しでもためになったと思ってくださった方は、Xやインスタのフォロー、いいね!をいただけると嬉しくなります!!
中古マンションのご売却やご購入の相談も受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください!!
以上、「ブランシエラ豊平三条」のレビューでした!

「ブランシエラ豊平三条」公式HPより引用
[スムラボ編集部より] 本ブログ記事の情報は投稿日時点のものです。現在の販売情報は物件公式サイトをご参照下さい。
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- 北海道札幌市豊平区豊平三条3-12-4ほか
- 札幌市営地下鉄東西線 菊水 駅 徒歩8分 札幌市営地下鉄東豊線 学園前 駅 徒歩9分
- 3098万円~5398万円
- 1LDK~3LDK
- 38.63m2~81.22m2
- 9戸 / 65戸





















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