今回はパークホームズ深沢7丁目のご紹介 目次
世田谷区深沢はキットキャット的に好きなエリアでして、特にこのゴールデンウイークのある5月は新緑や花々の開花もあいまって、街歩きも兼ねて散策して見るとそのエリアの気持ちよさがわかると思いましてとりあげさせて頂きます。
物件概要
総戸数 |
31戸(一般販売対象戸数27戸) |
---|---|
住所 | 東京都世田谷区深沢7丁目7-12 |
敷地面積 |
2,570.62㎡ |
建築面積 |
1,449.96㎡ |
延床面積 |
3,340.42㎡ |
竣工時期 |
2023年5月下旬竣工予定 |
入居時期 |
2023年9月下旬入居予定 |
構造・階数 |
鉄筋コンクリート造地上3階 |
分譲後の権利形態 |
敷地は共有、建物は区分所有 |
用途地域 |
第1種低層住居専用地域 |
建築確認番号 |
第UHEC建確R030635号(令和3年12月16日付)、第UHEC建確R030635変1号(令和4年3月7日付) |
交通 | 東急田園都市線「桜新町」駅 徒歩11分 |
土地権利/借地権種類 |
所有権 |
駐車場 |
総戸数 31戸 に対して 敷地内機械式 15台 敷地内平面 1台 |
駐輪場 |
総戸数 31戸 に対して41台 |
バイク置場 |
総戸数 31戸 に対して2台 |
トランクルーム |
— |
施設・設備 |
— |
管理形態 |
管理組合結成後管理会社へ委託 |
管理員の勤務形態 |
通勤 |
施工会社 |
川口土木建築工業株式会社 |
管理会社 |
三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 |
エリア特性
「歴史ある高級住宅分譲地」であり「教育の地」
深沢エリアは次のような要素を満たしており、落ち着いたエリアです。この地が好きな人に長く愛される土地だと感じます。きれいな区画の土地が多く、かつての分譲地の歴史を感じられる閑静で、空の広い空気の澄んだエリアだと思います。実際に住居地域が第一種低層住居専用地域が指定されており、無計画な開発が行えないことがわかります。
公式HP 立地紹介動画より
それに加えて住居として選択している理由にお子様の教育のためを考えられての居住されている方が多いと思います。公立校の評判も良く、国立小学校・中学校、インターナショナルスクールと、この地に住む理由がある方が住まわれている印象です。
公立校
清泉インターナショナル学園
清泉インターナショナル学園への道の様子(一部)
道路の両脇に木が植わっていて、木陰を感じられる道のりで素敵な城南ライフを絵にかいたような道です
東京学芸大学附属世田谷小学校・中学校
学芸大学付属世田谷小学校へ向かう道の様子
新緑の季節だったので、街路樹の緑が青々しています。秋は紅葉も楽しめるので、季節感を感じられる道のりです。
「緑の多い地」であり「公園巡りが楽しめる地」
かつての分譲地「新町分譲地」の名残で普通の住宅街の道に街路樹を植樹し、住宅としての落ち着きと癒しを得られる生活を送れる地になっています。「マンションが昔の方が優雅に作っていた」という傾向と同じく、「分譲地は昔からの分譲地であるほど良い区画環境を作り上げている」という傾向があると思いますかつての崇高な目標を元に作られた住宅の恩恵を預かれるのは、歴史を継承できる良い建築であるからこそだと思います。
新町分譲地の分譲当時の様子
そして周辺には大規模な公園が点在します。駒沢オリンピック公園、馬事公苑、砧公園。それぞれきつい坂の無い緩やかな道のりです。休日に自転車で廻るにはちょうど良い距離感です。もちろん車でもそれぞれの公園には駐車場もありますので、ご家族揃って遊びに行ける場所です
アクセス (沿線情報)
最寄り駅は東急田園都市線「桜新町」駅。田園都市線は渋谷から、半蔵門線に直通し、永田町、大手町、三越前などにも直通する路線です。
各駅停車のみの停車駅ではありますが、桜新町駅は急行の通過待ちをする駅となり、渋谷方面へ向かう際や渋谷から桜新町駅へ向かう際は、追い越しや急行電車の待ち合わせなどしないのが良いですね。(電車が停まっている時間も長い)
渋谷駅
三越前
永田町
外観・ランドスケープ
小規模物件ながらも、存在感と周辺との調和のあるデザインを目指して意匠にもこだわっています。特にバルコニーと庇の部分については、木目調の素材を使うことで、ロッジ風にも見える外観になります。建物目の前の道路は歴史のある桜並木で、その桜を良く見えるようなデザインとなっております。駐車場も外から見えない場所に位置していて、落ち着いた佇まいに仕上げて、周辺の環境との調和が取れていると思います。キットキャットが特に良いなと思ったのは、周辺に咲く桜の木とは開花の時期が異なる桜を敷地内に植えていること。桜の咲く季節を少しでも長く楽しめるようになるのは嬉しいですね。三井不動産レジデンシャルが「経年優化」のコンセプトがとても合っている物件だと思います。
公式HP 建物編より
現地写真・動画
ホームページには掲載の無い、桜並木とは反対側の住戸の様子も掲載します(雨上がり日なので若干写真が暗めなのが申し訳ない)桜並木は部屋からは見えないですが、より静かな環境で道路からの離隔が取れていることから、キットキャット的には東側のお部屋もありではと思いました。
東側のほうが、道路の離隔が取れているようにも見えます
周辺道路(並木道が美しいです。季節の移り変わりを楽しめる地ですね!)
バルコニーのガラス手すりに空の青が反射するととても嬉しいです。低層マンションでもこの映り込みが楽しめるのは空が広い証拠です
#ブログ用現地写真・映像#パークホームズ深沢七丁目 pic.twitter.com/fpqFPUZzlu
— キットキャット@🇦🇺&🇺🇸&🗾 (@Kitcat52001) April 16, 2023
なお、現地に行くとすぐわかるのですが、明らかに道路を広げようとしていることがわかります(深沢7~8丁目生活主要道路事業(。世田谷区のホームページにも記載があるように緑の植わった、電柱地下化が図れた道路になるようです。環境悪化にはつながらないと思いたいですが、工事による影響については良く営業さんにも確認しましょう。桜並木や周辺の緑が無くならないような開発が出来ますように!!
パークホームズ深沢7丁目は「主409」と「主232」の交差点にあります
現地の様子。(すみません 指が映りこんでいます)
周辺の開発案件情報
渋谷の再開発案件は目に見張るものですが、田園都市線沿いも少しずつ開発計画があります。今回は桜新町駅のお隣駒沢大学駅のことも掲載しますが、自転車で向かえる範囲の距離感なのでご紹介します田園都市線地下区間5駅リニューアルプロジェクト
東急株式会社と東急電鉄株式会社は、脱炭素・循環型社会の貢献および地域に開かれた「サステナブルな地下駅」を目指し、田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅・三軒茶屋駅・駒沢大学駅・桜新町駅・用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」を実施しています。第1弾として2021年7月より駒沢大学駅リニューアル工事を進めていますが、第2弾として桜新町駅リニューアル工事の着工が2023年5月15日に始まり、2026年夏の竣工を予定しているとのこと!
どこか田園都市線の地下駅は薄暗い感じだったのですが、このようなプロジェクトがあると毎日使う人にとっても良いですね!プレスリリースはこちらとこちら
世田谷区真中計画 駒沢木漏れ日プロジェクト
「真中」ってどこ?って感じではありますが、駒沢大学駅の近くに昔存在していた地名であり、今は店舗名などに残っています。そんな「真中」が入っていた「マルエツ真中店」を含む、駅前の一等地の大きな敷地が建て替えされます。詳細はまだ公開されていない部分も多いです(以前はHPがありましたが無くなった?) 城南エリアでこの規模感の建て替えも珍しいので、楽しみな計画ではあります。
将来的に建て直し予定のマルエツ真中店
地域の町会に当プロジェクトの最新の続報が出ていました。駅に近いビルのほうの建て替えを先に行い、マルエツ真中店とユニクロのあるビルはその次のステージで建て替えるとのこと!
■駒沢大学駅周辺の商業施設構想
— 電鉄急行 (@nqh2ZnSJN4pcODK) September 6, 2020
同一の会社が所有する上馬3丁目の建物4棟を2期に分け解体し地下1~5Fの新商業施設とする。246号と自由通角の10Fビル(紳士服青山)は1963年建築。マルエツ真中も築40年以上。8月30日に説明会開催。図面は配布資料。好感の持てる説明会で期待したい。#駒沢 pic.twitter.com/3rvZHQHc4K
住友不動産 駒沢1丁目の土地取得(旧「電通八星苑」)
土地取得の情報のみですが大規模な土地を電通から住友不動産が取得されていることが報道されています。敷地面積2万7千平米は三田ガーデンヒルズの2万5千平米を超える大きさです。
ただ、用途地域が低層住居専用地域ということで、大きな建物が建たない模様です。住友不動産のマンションということで分譲になった場合はとてつもない規模感に大きく期待したものの、賃貸になる可能性も無くはないので、今後の動向が注目されます。分譲になればすごい価格に・・・
キットキャットの個人的な希望としては、敷地の一部だけを使用してタワーマンションを建てるのが良いと思います。タワーマンションにすることで南側に広がる駒沢公園の緑が存分に見えるのと共に、既存の緑地や帝国ホテルなどを手掛けたフランク・ロイド・ライトが設計した「旧林愛作氏邸」をゆったりとした敷地に残して欲しいものですが、、、、(妄想)
画像右側の赤いポールが現地(画像左側の深沢7丁目も遠くはありません)
現地の用途地域(赤で囲われた箇所が該当の土地です)
航空写真の赤色の箇所が現地。南面に駒沢公園が広がる広大な敷地です
気になる土地(東京都世田谷区駒沢1丁目)
— キットキャット@🇦🇺&🇺🇸&🗾 (@Kitcat52001) March 13, 2023
コロナ下のゴタゴタの中で、電通から住友不動産が購入したとのこと
広大な敷地で南面に駒沢公園という好立地でありながら、低層地域ということでタワマンは不可
今後の展開が気になります。https://t.co/hxOjjooTAf pic.twitter.com/xe7pJDtYO1
設備・仕様
総じて仕様は高い印象です。びっくりしたのが各階ごみ置き場。3階建てということで2か所追加するだけなので、そこまでの負担にならないかもしれませんが、小規模住戸でここまでやるかと高仕様です。他にも内廊下、各戸宅配ボックス、第三者管理の導入など、新しい設備を思う存分入れ込んでくれていて、選びたい要素がきちんとありますもちろん、後から付けられない代表格のディスポーザもあります!(より都心側のパークホームズで着いていないことが話題になりましたね)天井高は2550mm。低層住居専用地域のマンションでありながらも、地下住戸を設けず、階高もちゃんとあるようです(二重床)
中古マンションとの大きな差を付けられるがの環境性能「ZEHーM」。今後のマンションはほぼ標準化していくだろうと思われる点から、これがあるのは、新築マンションを選ぶ大きな理由になってくるでしょう。特に後から変えられないのが「窓」となるので「LowーEガラス」を採用されているのは良いですね。ただ二重窓については後からも意外と簡単に作れてしまうそうなので、後付けは可です
間取り・予定価格(と予想価格)
建物は3階建てで地下住戸はありません(1階住戸はほぼ地面と同じ高さ)予定価格住戸として公開された住戸を赤字で記載しています。それ以外の青字住戸はキットキャットの個人的な想像(願望含む)の価格帯を記載してみました。
南西角~南西住戸の想定価格表
1,2階は人通りが気になることから、青字の予想価格はそれなりに価格差を付けています。
A type
3LDK+3WIC+SIC 【専有面積】85.87mC type
南東角~南東住戸の想定価格表
※赤字が予定価格、青字はその予定価格から想定されうる価格帯を記載しています。
F type
3LDK+WIC 【専有面積】68.75m2(20.79坪)Gg type
H type
周辺販売住戸
おススメしていたパークホームズ用賀三丁目が完売し、取り上げる前に完売してしまったモリモトのピアースなどがありましたが、現状では目立ったライバルもいなそうな印象です。あえて言えばディアナコート駒沢公園ですが、駅距離の距離が比べようにならないくらいに遠い、、ディアナコート駒沢公園
モリモトの新築マンション「ディアナコート駒沢公園、」は、東京都世田谷区、都立大学駅 徒歩20分にあるマンションです。駅距離はあるものの、周辺の雰囲気は、一度現地を訪れると憧れる城南エリアの住宅地そのもの。皆さんこの地が好きだから住んでいる方々なので、歩いている方々もどこかゆったりとした余裕の印象の方が多い気がします。
また、近隣にライフが新規オープンするのは朗報ですね!
目黒通りにライフ、建築中の看板見つけた
— キットキャット@🇦🇺&🇺🇸&🗾 (@Kitcat52001) February 20, 2023
現在、杭打ち中
マンション建つのかなと、ずっと期待していましたが、まさかのスーパーマーケット
エクセレントシティ自由が丘のご購入様、おめでとうございます!https://t.co/nAT6PNGEBL pic.twitter.com/EJyeBvK5Nh
プラウド世田谷砧ガーデンテラス
野村不動産の新築マンション「プラウド世田谷砧ガーデンテラス、」は、東京都世田谷区、祖師ヶ谷大蔵駅 徒歩9分にあるマンションです。まだまだ、発表されたばかりのマンションですが、砧公園を押してくるということで深沢7丁目の検討するに当たってもHPの周辺環境紹介はぜひご覧いただき資料請求頂きたいですね
「プラウド世田谷砧ガーデンテラス、」も砧公園を推していますが、ファミリーには楽しめる場だと思うのでマンション探しついでに訪れると良い思います!
ディアナコート二子玉川翠景
モリモトの新築マンション「「ディアナコート二子玉川翠景」、」は、東京都世田谷区、二子玉川駅 徒歩6分にあるマンションです。HPの立地を見ただけでも、高値追求されそうな好立地です。田園都市線は渋谷駅から下ったからと必ずしも相場が下がらないのが特徴で、その駅その駅ごとに好きな方がいらっしゃる街が多いです。
総評
周辺に目立った新築分譲マンションの販売が無く、新築マンション販売も久しぶりという「駅から歩ける深沢アドレスのマンション」がパークホームズ深沢7丁目です。お値段面については竣工後販売ということで、長期販売も覚悟の無理がある値段ではない用に見えますし、もし反響が悪ければ予定価格に修正が入る可能性もあります。ただ、周辺戸建てを売却してマンションへと考えている住み替え層には無理の無い価格帯ではあると思います。周辺戸建ては土地の大きさもあり、それなりのグロス総額帯の住戸が多いです。
さらに戸建てからマンションへの住み替え層に光る要素がきちんと散りばめられていると思います。
例えば、第三者管理や各戸宅配ボックス、各階ごみ置き場、窓の無い部屋が無いなど戸建てっぽい暮らし方ができる仕様をきちんと実装しつつ、戸建てでは実現できない内廊下、ディスポーザ、目に映る大きさから来る所有した時の喜びなども、きちんと押さえているのは、わざわざマンションを選ぶ時に魅力的に映る商品だと思います。
キットキャット的には桜並木とは反対側の東側の住戸や道路に面していない南向きの住戸について、日照や道路の騒音の懸念が無いことにも関わず、単価も抑えられるところがあり、そちらの住戸もおススメしたいですね。(桜プレミアムが載っていない)
販売戸数も少なく、竣工後販売ということで、三井不動産レジデンシャルとしてはそこまで長期販売を目指していないと思います(地権者住戸もありますから)。 エリア限定で探されている方も多いと思いますので、少しでも気になれば資料請求+現地訪問してはいかががでしょうか!
編集後記
世田谷区深沢はおよそ100年前に東京発の郊外分譲地として生まれた土地。現地を訪れると住宅街の中に並木道が整然と並んでいて、どこかほかのエリアの住宅地とは違った雰囲気を感じられると思います。そんな深沢の中でも7丁目という駅から歩ける距離の場所にマンションが建ってくれたのは、本当に良かったです。グーグルマップで現地の過去の様子を見ると、まさしく「豪邸」と言えるような家が建っています。その大きな土地が分割されて戸建てになることなく、同じ大きさの土地としてマンションが建ってくれたのは本当に良かった(個人的な願い)
超都心の駅前立地以外だと、土地の大きさは小さくなる傾向です。大きな土地を分割して戸建てを建てるとどうしても緑地面積は小さくなってしまっています。そんな中で土地の大きさが小さくならず、経年優化を目指す三井不動産レジデンシャルが植栽計画をきちんと設けて、桜などの季節の彩のある建物を建ててくれたのは、土地の歴史が少しでも継承出来たと思います。
いろいろと注文をつけようと思えばたくさんあるファザードや敷地配置図ではあるものの、咲く季節の異なる桜を植えたり、角地の一番目立つ箇所にはシンボルツリーを植えるなど、戸建てでは出来ない規模感の緑地が通行する方々を楽しませてくれそう。
建築の果たす役割として、購入者の満足だけでなく、周辺住民の方々からも評価されることで、その役割を果たすと感じます。行政が規制をしてくれない以上、事業者の判断がその地の運命が決まってしまうのは残念ではありますが、今回のパークホームズ深沢7丁目のようなマンションが、今後も建ってくれる(分譲プロジェクトとしてGOしてくれる)ことが出来てくれることを願うばかりです!
Twitterでは、より旬なマンション情報を発信していますのでTwitterもよろしくお願いいたしますm(__)m
「#ブログ用現地写真・映像 」+物件名
で検索すると現地写真・映像なども随時載せています。
なお、Twitterの中では、この規模感にも関わらず公式HPがオープンすると数々のアカウントの方々がツイートされていました。このエリアへの関心、人気が高いと言うことが少し垣間見れたような気がしました
マンション周辺の状況を動画で紹介するYouTubeチャンネルを開設しました!主に物件周辺の雰囲気がわかるような、実際に現地を訪問した際の映像を投稿しています。
分譲マンションの建築地周辺の様子 – YouTube
今回ご紹介のパークホームズ深沢7丁目、ディアナコート駒沢公園周辺も複数の動画を掲載しています
パークホームズ深沢7丁目の撮影日は雨でしてあまり良く映っていないのですが、現地の前の通りから並木道をぐるりと回った際の様子や、駒沢公園への道など複数の動画をアップしています
ディアナコート駒沢公園の撮影日は少し雲のある晴れの日、自由が丘駅からの現地への車ルートや、現地から深沢ハウス付近の様子など、現地の雰囲気を感じられる動画をアップしています
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