転換点を迎えている仙台市のまちづくりと再開発事業 (ホップ、ステップ、ジャーンプ)【トミー】

はじめに

  • 仙台市におけるまちづくりに関する政策や施策、および代表的な再開発事業について、情報を共有するものであります。
  • 本稿では、中心部から近郊までを範囲とし、特に青葉通・一番町周辺を取り上げています。
  • 限定された対象範囲ではありますが、当市が各エリアでどのようなビジョンを掲げ、特に青葉通・一番町周辺では、どのような将来イメージを描いているか、また、どのような再開発事業が進んでいるか、などを仙台市外の方々にも楽しんで頂ければ、この上ない喜びでございます。そして、仙台市に住んでみたい、もしくはマンションを買ってみたいと思ってもらえると、もっと幸せです。
  • なお、本稿は、新築分譲マンションの紹介とは、直接的に結び付くものではない事をご容赦下さい。
 

仙台市の政策および施策

仙台市基本計画 (今後10年間のまちづくりの指針) (2021年度 – 2030年度)

および

仙台市都市計画マスタープラン (都市計画に関する基本的方針) (2021 – 2030)


  • 今回の紹介対象である青葉通・一番町周辺は、都心機能強化ゾーンに該当します。
  • このゾーンは、主として、
  1. 国際競争力のあるビジネス交流などを生み出す
  2. 緑豊かで、潤いのある美しい「杜の都」の都市環境
  3. 防災環境都市
  4. 居心地良く歩きたくなる都市
を目的としています。

 

都心再構築プロジェクト (2019年7月 – 2030)


  • 目的: 老朽化したビルの建て替えを促す
  • 支援内容: 補助金 (約10年間で総額約100億円)、容積率の緩和、固定資産税負担への助成、テナント退去への助成など
  • 当プロジェクトの最初の認定は、(仮称) NTT仙台中央ビル
 

青葉通まちづくりビジョン

  • 青葉通まちづくり協議会により、20186月策定

将来イメージ

(協議会の担当範囲と将来のイメージパース)

  • コンセプト
I、西公園周辺エリア:

良質な居住環境と、豊かなみどりが調和する、質の高い都市生活エリア

II、一番町周辺エリア:

商業・文化交流機能を核とした、人・コトが行き交う賑わいエリア

III、仙台駅西口周辺エリア:

多様な人々が集う賑わいと、質の高いビジネス空間が調和したターミナルエリア

 

(将来イメージの平面図)


 

(将来イメージの断面図)


 

特筆すべき計画

公共空間の創出


 
  • 個人的には、最も”素敵やん”と感じたのが、本項です。
  • 青葉通駅前エリアのあり方検討協議会が、基本方針を策定。
  • 広場化に対しては、渋滞が懸念される事もあり、例えば、
  1. 車両の通行を一部認める案、
  2. 車道上を広場化するのではなく、地下道やペデストリアンデッキを活用し、広場的な機能を持たせる案
などが議論されるようです。

 
  • 北側の再開発は、後記の “(仮称) さくら野百貨店跡地開発計画” を参照下さい。また、下図にある新東北ビルに関しても、再開発計画に入っているとの事です。
  • 南側について、GSビル跡地は、コインパーキングが用途が基本ですが、時に特産品販売等のイベントを行っています。また、EDENは横町になっており、テナントには飲食店が中心に入っています。
  • 報道によれば、これらの一体的な再開発を検討するそうです。
  • 南側にあるGSビル跡地やEDENなどが属する画地は、(仮称) 中央一丁目10番地区として、本市の都市開発事業に指定されています。
 



※ 黄色枠のGSビルは、解体されていますので、”GSビル跡地”の誤りです

(仮称) 中央一丁目10番地区


 
交通分断の解消

  • 当該交差点は、横断歩道が無いため、地下道を使う、あるいは遠回りを要する交差点です。
  • 今まで横断歩道が設置されてない事が不思議でしたが、この計画により、移動が楽になり、かつ時間短縮が実現できる為、多大な期待がかかります。
 

 

 

計画中の再開発事業

(仮称) さくら野百貨店跡地開発計画

(朝日新聞ウェブサイトのPPIH提供より引用)

  • 敷地面積: 約5,500m2
  • 施行者: パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス (PPIH) ← ドンキでお馴染み
  • 用途: 商業、オフィス、ホテル、駐車場
  • 構想: ツインタワービル (オフィス棟、ホテル棟、最大高さは150m)、商業 (下層階)、駐車場 (地下)
  • 予定スケジュール: 2024年に着工、2027年に完成

(仮称) 一番町三丁目第一地区

(おおよその区域)

  • 計画地: 仙台市青葉区一番町三丁目1番、2番 地内

(将来イメージの平面図における藤崎本館の周辺)


  • 区域面積: 17,000m2
  • 計画内容: 市街地再開発事業による、商店・業務・複合交流拠点の整備
→ 20棟程度の商業ビルなど全ての建て替え

→ 建て替え後の棟数、延床面積などは、未定
  • 施行者: 一番町三丁目おおまち南地区再開発推進協議会 (地権者16名) → 組合の設立予定
  • 建ぺい率、容積率の上限: 80%、800%
  • 都市再生緊急整備地域 (指定済)、特定都市再生緊急整備地域の候補区域 (国)、第1種市街地再開発事業

※ 本市における、(特定) 都市再生緊急整備地域については、シティタワー青葉通一番町 (物件情報と、都市再生と、伊達政宗公と) を参照ください。


  • 協議会の活動支援: 株式会社都市デザイン (東京都千代田区)
  • 2020年7月に事業協力者を募集 → 大成建設
  • 特定業務代行者 (再開発施設の施工を担当) も別途募集予定


 

旧三井アーバンホテル等の跡地の動向


  • この場所は、ホテルコムズ仙台 (旧三井アーバンホテル跡地) と三井生命仙台第2ビルがありました。それぞれの土地所有者は、共に三井生命保険だったようです。
  • ホテルコムズ仙台は、東日本大震災による甚大な影響を受け、しばらく営業を停止していましたが、およそ1年半後に閉館となり、しばらくは駐車場として運用されました。
  • 2015年9月に入り、三井生命保険と宗教法人が、ホテル跡地とビルの土地に関する売買契約を締結したとされ、10月には寺院を建設するという報道がなされました。
  • ビルの解体がこの後に行われましたが、現在までコインパーキングの運用が続いている背景には、商工会議所や町内会などによる建築物に対する都市景観の配慮を求める要望書等の影響があるのでしょうか。土地が転売されている可能性もあると考えられますが、そのような報道は、ありません。
  • いずれにせよ、アーケード商店街に近く、仙台市民広場ではイベントが活発に開催され、交通アクセスも抜群のいわゆる一等地であるがゆえに、駐車場の活用が続いている事は、残念でなりません。
 

おわりに

  • アーケード商店街を歩いていると、空きテナントがかなり増えた事が分かります。この社会的情勢下において、仕方がないにしても、寂しく感じます。
  • 今後、益々、仙台市によるまちづくりの政策と、再開発事業がお互いに融合し、さらなる魅力的な発展を願ってやみません。
 

ABOUTこの記事をかいた人

 仙台市を中心に新築分譲マンションを紹介していきます。

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