【モデルルーム訪問18】タワー・ザ・ファースト栄三丁目

ごきげんよう。こうです。

先日、彼女と別れた(正確には音信不通)ため、必然的にブログを書ける時間ができました(ドン!)

慰めだと思って各自この記事を1万回ぐらいアクセスしてください(過去記事でもいいよ)!

本日紹介する物件は、「タワー・ザ・ファースト栄三丁目」です!

▲外観パース 公式HPより


先週ふと、存在を思い出しまして、”思い立ったが吉日”ということでモデルルーム行ってきました!

では、物件概要からいきましょう!


物件概要

所在地:愛知県名古屋市中区栄3丁目2209番2
交通:(1)名古屋市名城線「矢場町」駅 徒歩7分
(2)名古屋市東山線「栄」駅 徒歩11分
(3)名古屋市名城線「栄」駅 徒歩11分
完成時期:2025年8月下旬(予定)
引渡可能時期:2025年9月下旬(予定)
総戸数:67戸
敷地面積:955.98㎡
構造・階建て:鉄筋コンクリート造、地上17階建、共同住宅
用途地域:商業地域
分譲後の権利形態:所有権
駐車場:50台(月額:30,000円〜50,000円)内、平面駐車場8台
駐輪場:83台(月額:500円〜1,000円)
事業主:セキスイハイム東海株式会社 名古屋支社
売主:セキスイハイム東海株式会社 名古屋支社
管理会社:積栄ライフサービス株式会社
施工会社:淺沼組・中村建設特定建設工事共同企業体
設計会社:株式会社淺沼組 名古屋支店建築士事務所(設計・監理)

掲示板:タワー・ザ・ファースト栄三丁目ってどうですか?

物件名の通り、「セキスイハイム東海」の単独事業です。セキスイハイムの名古屋進出は2018年頃からですが、JVも含めて積極的に都心立地へ分譲しており、今ではお馴染みの存在になったと感じます。

特に単独事業で、「タワー・ザ・ファースト」ブランドは以下の分譲実績があり、個人的にも好きなマンションシリーズです。

  • タワー・ザ・ファースト名古屋栄」 2020年築(敷地面積:843.22㎡、24階建て)
  • 「タワー・ザ・ファースト名古屋伏見」 2023年築(敷地面積:2083.43㎡、29階建て)
ただ、上記物件と今回を比較して大きな違いは、規模感(高さ)でしょう。先発2物件が、容積率で800%、900%の場所であったのに対して、本物件は600%であるため17階という高さになっています。一般的には20階or高さ60m以上が超高層建築で、タワーマンション(タワマン)と呼ばれることが多いため、今回は”なんちゃってタワマン”と言わざるを得ないですね。

階数が高ければよいということでもないですし、場所に容積率は決まっているものなので仕方ない部分のありますが、せっかくこれまでタワーらしい外観・規模感(あくまで名古屋内比では)になっていたので、その点は拘ってもよかったのかなと。

その他、物件概要のポイントを整理すると
  • 最寄り駅は徒歩7分。しかも着いた先が名城線の『矢場町』駅ということなので、電車利便性は低い。
  • 設計・施工はこれまでと同じ「浅沼組」。先発物件では工期がやたら長かったが、今回は流石に一般的。
  • 駐車場は総戸数の約75%とエリア特性を考えれば多め(平面できっちり月5万円とるのはしっかり管理面が考慮されている)
続いて、立地のお話です。

物件周辺

▲周辺地図 公式HPより


色々な駅からそれなりに遠く、電車利便性は高くない立地です。その代わりに、伏見、大須、栄エリアにそれぞれアクセスしやすい立地ではあるため、徒歩で色々と完結させたい人に向いていると思います(伏見駅付近の会社に通勤して、休日はは栄、大須で買い物して…など)。

エリア的にターゲット層は単身or2人世帯が中心でしょう。本物件も、実際、間取りで3LDKは9戸しかありませんし。

栄三丁目は、栄駅周辺から大津通沿いの”ザ・栄”な場所も有していますが、物件の近く(本町通と若宮大通付近)は専門学校や小規模な店舗が多く、こじんまりとしている場所になります。

ただし、本物件の住環境は、以下の理由からピンポイントでは良いとは言い難いです。

①臭

本物件の北西側道路向かいに焼き鳥の臭いがなかなか強烈です。私も特別に鼻の効く人間ではありませんが少なくとも本物件のサブエントランス&タワーパーキング出入口付近までは確実に臭いを感じました。

一応、エントランスは南西角ですし、焼き鳥屋も決して四六時中営業しているわけでもないので、問題ないと捉える人もいるでしょうか。

②音

本物件の北東角方向にライブハウスがあります。私が現地で確認した金曜21時頃はちょうどライブの最中で、うるさいという感じではありませんでしたが、確実に音は漏れて聞こえてきました。

ライブ自体の音は正直大した問題じゃないかと思います。気になるのはライブ前後のファン(観客)の行動です。現地確認したときはライブ中ということで、周辺にそれらしき人はいませんでしたが、数年前に私自身が観客としてライブを見に行った際には、並び中の私語はもちろん、テンションの上がった人たちが騒いでいましたし、ライブ終わりにはCD購入の特典会といった、写真撮影等のイベントを待つファンが、まさにこの物件の敷地(当時はコインパーキング)でたむろして会話していたと記憶しています(ライブハウスに来る客は品行方正な方々というわけではないですし、ちょいと自己顕示欲強めなので自浄作用は期待できない)

感じ方は人それぞれですが、色々な騒音の中でもよくわからない人たちが騒いでいるのって一番気になりませんかね?自分だけかもしれませんが。

「マンションの購入(あるいは賃貸)の際には昼、夜分けて周辺を見るべき」

とはよく言われますが、本物件を検討するのであれば、日程を調べてライブ前後の状況を確認することを強くおすすめします。

③光

これは、住戸限定になりますが、北西角方面にある飲食店では、3階部分のテラス席を用意しているようで、結構電飾を使って灯りをつけていました。光量に大したことはないかもしれませんが、こちらも夜の時間帯に騒音とともに確認することをおすすめします。

以上が周辺環境で気になる部分にあります。個人的にはライブハウスの客の騒音(と景観)がどれだけか次第で検討から即外してしまうかもしれません。

共用部

  • ラウンジ(エントランス脇)
  • リモートワークブース(個室×2)
  • ランドリースペース(大型洗濯乾燥機2台)
  • 共用トイレ
規模感はないので共用施設は少ないです。ただ、この規模感なら”ラウンジだけ”しかなくてもおかしくはないため、実用的なリモートワークブースとランドリーが付いているだけでも有難いと捉えるべきですね。タワマンでは当たり前ではありますが、共用トイレもこの規模で付いているのは珍しいですね。

▲ラウンジ 公式HPより


エントランス脇(というより導線上)ちょっとしたラウンジがあります。ソファもラウンドした形状の珍しくて新鮮ですね(というかあまりマンションのラウンジで見かけない)。外にもベンチが設置されており、左側の窓から外に出られるようです(それも珍しい)。ただ、このラウンジ大窓の方向(南向き)は、今後、マンション9階相当のビルに建て替わるため、この画像のよようにいい感じに自然光が入るのかは若干怪しい気もします。

▲コンシェルジュカウンター 公式HPより


ラウンジの端にコンシェルジュカンターがあります。時間は9時~14時らしいので帰宅の時間にはいなくなっちゃいますね。。。
個人的に注目したいのはコンシェルジュカウンター横の扉で、こちらの先にエレベーターホールとリモートワークブース&ランドリールームに続く導線になります。この扉が、通常であれば、透明なガラスであることが多いかと思いますが、その先が全く見えないデザインになっていることで、高級感がでていますし、扉の開閉時も重厚感を感じされるのではと(細かい部分ですが、こういった毎日通る場所で仕様が良いと満足度が高まると思います)。

▲内廊下 公式HPより


共用廊下は内廊下です。PSやトランクルームの配置を活かして、住戸ドアを若干ですがセットバックできているのは良いですね(内廊下でも”平たい顔族”は萎えますし)。玄関ドアの色も廊下の建具とはコントラストがついていて個人的には好みです(同系色だと淡泊になりますので)。

そして、なんと各階ごみ置き場ありです!この総戸数67戸にしてはかなり気合入ってます!

エレベータは分速105mが1基です。基数は戸数から考えれば妥当ですが、17階まであることを考えれば、速度は分速120mは入れてほしかったところ。

駐車場は大半がタワーパーキングで利用料が30,000円~41,000円、平置きが8区画で46,000円~50,000円。きっちりと取れるところから取っているのは良きですね。

設備仕様

設備仕様は以下の通り(標準のプレミアムクラス)

良い点
  • 二重床
  • T2サッシ(Low-Eガラス)
  • 玄関前カメラ
  • ディスポーザー
  • 食洗器
  • タッチ水栓(ブラック色)
  • デリシアガスコンロ
  • キッチン天板フィオレストーン
  • キッチンカップボード(天板面材合わせ)
  • 洗面台フィオレストーン
  • 洗面台鏡下部の面材合わせ(フィオレストーン)
  • トイレ手洗いカウンター(B・Dタイプを除く)
  • 浴室ミストサウナ
  • 浴室扉がガラス張り
  • キッチン、洗面台下、リネン庫等の全ての扉にソフトクローズあり
悪い(イケてない)点
  • ドアキャッチャーがキノコ
  • 天井カセット型エアコンなし
非常にクオリティが高い!正直、モデルルーム行くまでここまで仕様が良いとは思いませんでした。悪い点は一応挙げましたが言いがかりに近いので、ほぼ完ぺきと言って差し支えないかと思います。当り前の様にディスポーザーもありますが、総戸数を考慮すればなかなか凄い。

唯一、トイレ手洗いカウンターがプレミアムクラスでもB・Dタイプでは変わってしまうのは不思議かつ残念でした(個人的に一番検討していた住戸がDタイプだったで尚更)。

特に、浴室扉ガラス張りが標準仕様なのはビビりますね(好みの問題はありますが)。原材料費が高騰してるこの時代にここまでするかと。あと、キッチンカップボードも別に標準で付けなくても、購入者がオプションで買うでしょうし(その分別途利益になる)。売主のサービス精神というか、拘りというか、気合というか、兎に角、専有部の設備仕様に関しては文句のつけようがないですね。

ちなみにさらに上のラグジュアリークラスになると、食洗器がミーレ製になったり、浴室にオーバーヘッドシャワーが付いたりしますが、そこまで大きな違いはないので、プレミアムクラスはお得感があります。

 

▲ブラック色のコンセント 公式HPより


その他、細かい点では、各シューズイン、ウォークインクローゼットにはコンセントがしっかり設置されていますし、また、そのコンセント(他のスイッチ類も)の色がブラックで統一されているところに高級感を感じましたね(エアコン用のコンセントも黒色にする必要はない気がしましたが)。

管理費&修繕積立金

管理費:259円/㎡ ⇒ Dタイプの55.89㎡換算で14,500円
修繕積立金:141円/㎡ ⇒ 55.89㎡換算で7,800円
その他、インターネット代:1,375円

管理費は共用施設とコンシェルジュを考えれば若干安めの水準。修繕積立金は新築の設定としては相変わらず全然足りない。しかも、修繕積立については、修繕積立一時金を130ヶ月分徴収します(通常は60ヶ月程度)なので、安いと見せかけてるだけですね(Dタイプ(55.89㎡)で100万円オーバーとなかなか重たいです)。

間取り

タワー型形状であるため、角住戸率は88%に昇ります!角住戸率の高さは、こういった小規模なタワー型マンションの最大のメリット言っていい部分になります。

〇ープンハウスや○サンスのマンションでも角住戸率が高いマンションは存在しますが、大抵がサンドイッチ型(南面と北面に住戸があり間が内廊下になっている構造)で、角部屋はあまり開口部がとられていない(メイン向き以外は腰窓程度)といった間取りが多いです。対して、本物件の様にタワー型の形状であれば、しっかり両面ダイレクトウィンドウ出来る分、開放感は雲泥の差ですし、住み心地やリセールバリューにも期待が持てるでしょう。

さて、間取りとしては似たようなものが多いため、個人的に検討していたDタイプの間取りのみを紹介します。

▲Dタイプ 55.89㎡ 1LDK+S


北東角住戸です。北西方面はナディアパークがあるため、一番上の9階にいっても完全に抜けるわけではありませんが、その他の北向き、西向きはそこまで大きな建物は存在しないため、さらに下の階でも十分に抜け感がある住戸となります。柱はがっつり食い込んでますが、この敷地面積であれば仕方ないと割り切るしかないです。

北側にタワーパーキングが聳え立っているため、北側の部屋はサービスルーム扱いになってしまっています。他の部屋も同様に、リビングに接した洋室のスライドドアは完全はハイタイプ(天井に垂れ壁なし)になっているので、開け放ってリビングを拡張する様に使うこともできます。欲を言えば、この間取りであれば、スライドドア洗面横に完全に収納できていれば尚よかったですね(洗面のドアがあるので難しかったのでしょうが)。

▲モデルルーム 公式HPより


リビングのダイレクトウィンドウは両面窓3枚ずつで角には柱がないコーナーサッシとなっています。窓上の下がり天井はそれなりにありますが、サッシ高は2,100mmありますので申し分ないかと思います。55㎡台ながら角住戸らしい開放感が味わえるのは魅力ですね。

価格

「ネットに載せないでね(ニッコリ)」

と営業マンに言われてしまったので個別の価格は載せませんが、ざっくり、低層で坪320万円高層で坪370万円程です。

上層階(特に最上階のMタイプ(162.07㎡)は36,800万円⇒坪749万円)は結構単価が盛られてるので、低層階はその分、手の出しやすい金額になっていると思います。

本物件の近くではありませんが、似たような立地特性の「プラウドタワー栄」(2021年築)の低層階が坪280万円ほどで動いているようなので、新築プレミアムが1割ほど乗っかっていると考えれば、本物件が割高ということはないですね。

まとめ

設備仕様は高い!けど、周辺環境はだいぶ怪しい…というのが感想です。価格は妥当だと思います。

逆に言えば、周辺環境について、問題ないと判断あるいは、納得できたのであれば、設備仕様等の商品力はかなり魅力的な物件だと思いました。

タワー型形状の物件では、角部屋は通常は80㎡以上といったことが多く、特に、価格を抑えた狭い住戸で角をとりたい人におすすめです。そういった観点では、間取りで取り上げたDタイプは角に柱がきていないので、売買&賃貸の内覧時に非常に印象が良いため、資産性が高いだろうと推測できます。

新築の比較対象としては、新築分譲中の「グランドメゾン伏見」と、これから分譲開始の「プラウドタワー久屋大通公園南」が立地と物件特性的に近い存在のため、しっかりと見ておいた方がいいかとは思います。

以下、与太話ですが。

名古屋の新築マンションでは「野村」と「積水」の2強という感じでしたけど、「セキスイハイム」が第3勢力として食い込んできたなと感じました。実際に「タワー・ザ・ファースト」シリーズのリピート購入客もいると営業マンも言ってましたし、5年ほどですが、これだけ”良い物件”を供給してきたことを考えれば、固定客がついてくることも納得できます(しょうもないマンションばかりつくっていたら、また買おうとは思われませんから)。これからも「セキスイハイム」の物件は注目していくべきと感じました。

それでは!

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ABOUTこの記事をかいた人

1989年神奈川生まれ。名古屋市在住の限界独身サラリーマンブロガー。これまでに実需・投資で複数回マンションを購入した経験を活かして、購入検討者向けのお役立ち情報を発信しています。婚活はお休み中。

[寄稿] マンションコミュニティ:スムラボ派出所スレ

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