大阪!?東京!?より、今注目すべき『全国のタワーマンション3選!』(データマン)

プロローグ

関東エリアのタワーマンションはさることながら、既に、関西エリアのタワーマンションも価格が上昇し過ぎているため、ここから更なる値上りを期待するのは厳しいのではないか・・・
今、このように考えて始めている方が徐々に増えてるように思います。

本題に入る前に、その例を少しご紹介させていただきます。

新築転売という異常事態に警鐘

実際に竣工直後に利益を載せて即転売を狙う、いわゆる「転売住戸」が市場で滞留し始めています。

シエリアタワー大阪福島の例

例えば、2月に引渡しを迎えた「シエリアタワー大阪福島」では最初の転売住戸が市場に登場したのは、昨年12月末頃。
新築時の価格の130%程度の価格で売り出されましたが未だ動きはありません。

その後も次々に転売住戸が登場し、現在までで24部屋が中古市場に登場していますが、未だ成約登録住戸はゼロ。
既に新築時価格の110%程度の価格で売られている部屋がありますが、これでも売れなければいよいよ厳しい状態に陥るかもしれません。

※2024年4月30日時点

ローレルタワー堺筋本町の例

こちらも同様に3月の引渡し時先行して、第1号転売住戸が新築時の価格の135%程度で1月に登場しましたが、未だ動きはありません。

なお、こちらは既にこれまでに41部屋が中古市場に登場していますが、確認できる範囲では数件の成約に留まっており、大半が滞留しています。
新築比117%程度の価格で売られているのが、最も低い騰落率の住戸なので、まだ分水嶺までには至っていませんが、このままの状況が長期化すると少し不穏空気が流れ始めるかもしれません。

※2024年4月30日時点

データマン
少し不穏な動きを見せる物件を例でご紹介しましたが、未だに順調に転売できている物件も多数存在ます。
※その方が多いくらいですね。

また、新築転売と言っても、第1期で買ったか、第2期、第3期で買ったかによって、新築時の購入価格に大きな差が表れているので一概に騰落率だけで語ると少し語弊も生じますが、今回はその辺りはあまり気にせずシンプルに書いています。

マーケットにもやや不穏な動きが見られます

まずこちらをご覧ください。

近畿圏の中古マンション在庫数の推移

※近畿レインズ/不動産市場動向参照。


こちらは不動産流通機構が発表している「中古マンション」の月末在庫数の推移をグラフ化したものですが、2021年半ばより右肩上がりに増加し続けていることが分かります。
在庫数の増加は、市場での競争が激しくなり値下げ合戦になる恐れをはらんでいるので、注視しておく必要があります。
データマン
ここ数年は需要も顕著に伸びていますが、それ以上の供給が行われているため、じわりと在庫が積みあがっている状況です。

大阪では大注目されている中古タワマンでも同様の傾向が見られているため、今後新築や中古物件での投資を考えている方は特に注意が必要です。

今注目すべきは全国各都道府県における中核都市での開発物件

前置きはこの程度でそろそろ本題へ。

上記の例のように、大都市圏の物件への投資の雲行きが変わりつつあります。
ただ、全国にはまだまだこれから価格が上がると予想されている都市が存在するのではないか!?

そんな期待を込めて、最近関西圏以外の物件の調査を始めました。

そこで気になった物件をいくつかご紹介させていただこうと思います!

リニア開通計画で注目度が高まっている名古屋に注目

最初に注目したのは、東京~大阪に次ぐ第三の都市「名古屋」。

まず、リニア開通により東京~名古屋間が約40分、東京~大阪間が約67分で繋がります!

※JR東海公式HP


1934年に「超特急 燕」が開通した頃の所要時間が約8時間であったことを考えると、急速な発展を遂げていることが分かりますね。

※JR東海公式HP参照


このようにリニアの開通により、大阪~名古屋~東京の三大都市圏の結びつきが強固なものとなり、世界で類を見ない【巨大都市圏】が誕生することになります。
そのリニアで盛り上がる三大都市圏の中心に位置するのが「名古屋」で、その大きな恩恵を受けることが出来ると目されています!!

NAGOYA the TOWER

名古屋で特に注目したいのはコチラ!
NAGOYA the TOWER

少し駅から離れますが「JR名古屋」駅から徒歩14分に位置し、既に昨年4月に竣工した新築タワーマンションです。

※NAGOYA the TOWER 現地案内図


名古屋のタワーにおける特徴

名古屋圏のタワーマンションの特徴は、大阪と比べて小規模タワーが中心であることです。
小規模が故に、共用部やセキュリティなど、通常タワーマンションの強みとして板状物件と差別化を図るべき要素が少ないのですが、
『NAGOYA the TOWER』は、地上42階建て/総戸数435戸とエリア最高層&最大規模となります。


充実の共用施設

そのスケールメリットを生かし、
2層吹抜けとなる「グランドロビー」や「エグゼクティブラウンジ」「ゲストルーム」などタワーマンションらしい共用施設も充実しています。

※NAGOYA the TOWEZ/グランドロビー



※NAGOYA the TOWER/エグゼクティブラウンジ



※NAGOYA the TOWER/ゲストルーム


NAGOYA the TOWER を推す理由

  • 分譲開始時の価格のまま、未だ値上げをしていない
  • 周辺で分譲が開始されている物件は”新価格”になっている
  • 長谷工が購入した土地は、実は15,000㎡である
  • 周辺では各社が分譲マンションの開発計画を
少し補足すると『NAGOYA the TOWER』の敷地面積は約5,000㎡なのですが、事業主である長谷工コーポレーションがパナソニックから購入した土地は、その3倍にあたる15,000㎡であるということから、今後残りの土地に更にマンションの開発が行われる可能性があるのではないかと囁かれています。
日本経済新聞/パナソニック、名古屋の工場跡地を長谷工に200億円で売却

詳細についてはまだ未発表ですが、将来的にツインタワーやトリプルタワー、商業複合一体開発などが行われたらその価値は一気に上昇するのではないでしょうか。

その他、住友不動産も近隣の土地を取得している模様。
建通新聞/住友不動産、名駅南で分譲の新築を計画
日本経済新聞/名駅南「オンワードビル」住友不が取り壊し再開発へ

また建設地南側の「名鉄バス名古屋中央営業所」に移転の計画が発表されています。
建通新聞/名鉄バス、名古屋中央営業所の移転計画進む

上記のように、周辺地でデベロッパー保有地が複数存在するため、今後大量の新規供給が行われる可能性があります。

データマン
本物件が飛躍するか否かは、リニア開通にかかっていると言っても過言ではありません。

静岡県知事との折衝が進まず開発が停滞しているようですが、2024年4月10日に知事の辞任が発表。
この辞任を契機とした開発計画の進展に期待をしたいところです。

MJR熊本ゲートタワー

2物件目として注目したいのはこちら!
MJR熊本ゲートタワー

「JR熊本」駅から徒歩4分という好立地に2026年2月の竣工に向けて建設中。
地上30階建て、総戸数236戸で、近日第3期分譲がスタートする予定です。

なお、直ぐ近くには「MJR熊本ザタワー」が2023年1月に竣工済み。

※MJR熊本ゲートタワー 現地案内図



※MJR熊本ゲートタワー外観イメージ


充実の共用施設

物件自体が「総戸数236戸」と、そこまで大規模ではありませんが共用部はそれなりに充実!

※MJR熊本ゲートタワー/スカイラウンジイメージ



※MJR熊本ゲートタワー/ライブラリーラウンジイメージ



※MJR熊本ゲートタワー/オーナーズラウンジイメージ


「MJR熊本ゲートタワー」を推す理由

  • 九州の中核都市として、福岡~鹿児島へも好アクセス
  • 秀逸な間取りプラン
  • 世界最大級の半導体メーカーTSMCが熊本進出
  • 1棟目の「MJR熊本ザ・タワー」が中古市場で良好な取引

※MJR熊本ゲートタワー/交通アクセス


博多~熊本間は、実は新幹線で僅か39分と通勤圏内。
鹿児島までも1時間以内と九州の主要としへの良好なアクセスが特徴です。

また、台湾の半導体メーカーTSMCの第二工場が建設されるというニュースが飛び込んできました。
JETRO/TSMC、熊本にJASM第2工場の建設を発表

NEWS記事によると、これにより新たに3,400人の専門人材の雇用が発生する見通し。
2024年2月に第一工場が完成したばかりで、続けざまの建設計画で、新たな雇用や人の流れなどが生まれることで不動産の価値は高まることが期待されています。

データマン
TSMCの工場建設地まで車で約30分程度となるため、そこで勤務する専門技術を持った高額所得者層ニーズも十分狙える物件です。

また、1棟目の「MJR熊本ザ・タワー」が既に中古市場で高値取引が行われている様子。
そんな中、今回のゲートタワーでは一部に安価な坪単価設定の住戸列が混在!!
割安住戸の見極めが出来れば、好条件のお部屋をGETできるチャンスを掴めるかもしれません♪

プラウドタワー岡山

3棟目となる物件はこちら!
「プラウドタワー岡山」

JR山陽線「岡山」駅徒歩3分となる、タワーマンション×ホテル×商業×コンベンション施設となる駅前複合再開発物件。
駅前商店街にも隣接、また徒歩圏内に「タカシマヤ」「ビッグカメラ」「イオンモール」「ドンキホーテ」なども揃う生活利便性も高い環境も特徴です。

※プラウドタワー岡山/立地概念図


<<岡山No1物件>>との前評判も高い物件ですので、既にご存じの方も多いのではないでしょうか。

※プラウドタワー岡山/外観完成予想図


駅前広場には、長さ40mの木のぬくもりを感じることのできる「大きな屋根」が設置されます。
直ぐとなりには駅へと繋がる地下道への出入り口も。

充実の共用部

岡山エリアでは最大規模となる物件のため、共用部も充実。
ゲストが宿泊できる「オーナーズスイート&ゲストルーム」「スカイラウンジ」「フィットネススタジオ」「キッズサロン」「ゴルフレンジ」「ライブラリーラウンジ」「ワーキングスペース」などが設置される予定です。

データマン
非常に注目度の高い物件として、多数の問合せを獲得されているようです。

工事中に不慮の事故が発生しているようですので、販売時期がどうなるか分かりませんが、注目度は非常に高い物件です!

あとがき

現在、大阪市内の新築タワーマンションが高騰を極めているにも拘らず、大抽選となって売れているという異常事態が起こっています。
しかし、実際に購入をしている人たちですら、今後値上りしていくか否かについて不安に感じているようです。

そんな今だからこそ、第二、第三の東京~大阪に続く地方中核都市を求めて、不動産投資先を全国に広げて検討を始める方が増えているように思います。

そこで、今回は私が実際に今注目している全国の中核都市に建設されるタワーマンションをpick upしてご紹介させていただきました。

本記事が、皆様の不動産購入にとって少しでも参考となれば幸いです。

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前職では不動産会社で営業の仕事をしておりましたが、現在は不動産専門のマーケティング会社を経営しております。 長く"新築マンション”に関わる仕事に就いていたため、その頃の経験に、現在の仕事で培った「データ分析の力」を加えて、独自性の高い記事の投稿を目指して頑張りたいと思います♪ スムラボでは、主に大阪の「タワーマンション」を中心に記事を書いていこうと思いますので、フォローをよろしくお願いします♪

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