ハロー!住む場所は人生を豊かにする、がモットーのクリスティーヌです。
米国ポートランドをモデルに「幕張ベイパーク」の街が作られたことを、「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」のモデルルームなどで知った方はいらっしゃると思います。「全米一住みたい街」と言われるポートランド。
米国オレゴン州ポートランドに本社がある企業に勤めた経験のあるクリスティーヌが、かつての同僚がポートランドを訪れた時の写真をもとに、ポートランドの街並みと「幕張ベイパーク」を比較したいと思います!
名付けて、写真でクイズ!「どっちが幕張」という企画です。「はじめての幕張ベイパーク」シリーズの第2弾として、お贈りします!
ちなみに第一弾はこちらの記事です。海浜幕張がいかに住みやすい街か、カフェ大好きなクリスティーヌの視点で分析?しています。やっぱり、毎日の生活が楽しい、それが一番だと思いますので!!!まだお読みでない方は、ぜひ読んでくださいね!
クイズの前に!ポートランドミニ知識
オレゴン州ポートランドってどこ?
勤めていた当時も、本社の社長が来日するたびに、「ポートランドはいいところ」と聞いていたんですが、一度も行ったことがないまま今になってしまいました。社長は「ポートランドの自然が好きだ」とよく言っていました。その社長は真夏でもブーツを履いていることが社内では有名で、頭が切れて、どこか素朴な感じのする人でした。
ポートランドには、アディダスの北米本社もあります。昨今はIT企業やベンチャー企業も多く、ビジネスマンが住みたい街として人気だそうです。
ポートランドは、アメリカのオレゴン州にあり、アメリカ北西部ではシアトルに続く2番目に人口の多い都市です。緯度は、北海道の稚内市と同じ。オレゴン州の南にはカリフォルニア州があります。
ポートランドは、全米一住みやすい街?
ポートランドというと「全米一住みやすい街」として知られています。ランキングそのものは毎年発表されて順位は変わるのですが、必ずベストテン入りする人気都市です。2021-2022年のランキングでは、ポートランドは10位でした。(U.S.News & World Report)
ちなみに1位はコロラド州ボルダーでした。
(クリスティーヌは一度、友人に誘われてボルダーにスキーをしに行ったことがあります。標高が高く雪の質は最高でした。マラソンの高橋尚子さんがボルダーでトレーニングして金メダルを獲ったことでも知られる街ですね。)
U.S. Newsによると、ポートランドは、
「ちょっと風変わりなお店やイベントがある街」
だそうです。
そんなちょっとアヴァンギャルドな匂いのする雰囲気がポートランドの特徴ですが、それだけではなく、
「美術館やギャラリー、最も古い図書館(注:ミシシッピ川以西で一番古い図書館)があり、アカデミックのレベルは全米の平均レベルを上回っている」
とのことで、なかなかハイソな面もあるようです。
アウトドアやスポーツが盛んで、チェーン店でない個人経営の小売店もアメリカでは珍しくたくさんある街で、住んだらちょっとご近所を散歩するのも楽しそうです。
ブーツの社長は、よく「カリフォルニアよりオレゴン州の方がずっといい」と話していました。
東京と幕張の関係は、カリフォルニアとポートランドの関係に似ている?
幕張というと「幕張新都心」です。かなり大雑把なイメージですが、東京と幕張の関係は、米国西海岸のカリフォルニアとオレゴン州の関係ではないかしら、などと想像してみました。調べたところカリフォルニア州の家賃は平均でオレゴン州の4割増。オレゴン州はカリフォルニア州より物価が1割ほど安く、家賃はかなり安いため、カリフォルニアからオレゴンへの引っ越しを検討する人も多いそうです。
ポートランドの超一流設計事務所と「幕張ベイパーク」の関係は?
米国オレゴン州政府駐日代表部によると、テネシー州の州都ナッシュビル、ジョージア州の州都アトランタ、韓国の首都ソウル、ドイツのハイデルブルグの都市計画チームが、「ポートランドのユニークな都市計画、自治体の相互協力、交通システムを手本にして」、街づくりを行なったそうです。ポートランドのまちづくりの考え方についてちょっとだけ触れますと、ポートランドでは、街の中心部のデザインガイドラインを
「The whole is greater than the sum of its parts. 」
という考え方に基づいて定めています。これは意訳にはなりますが、「全体をデザインした方が、個々それぞれをデザインして寄せ集めるより、ずっと大きな効果を持つ」というメッセージかと思います。
「幕張ベイパーク」は、そんな、街のデザインを大事にするポートランドを拠点に街づくりに長年携わってきた現地の設計事務所「ZGFアーキテクツ」が街づくりのコンサルタントとして関わりました。ZGFアーキテクツの歴史は古く、1942年、ポートランドで創業しました。(今やZGFのオフィスは全米7都市にあります。)
「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」は、ZGFアーキテクツがタワー外観と外構のデザインを手がけています。
(全体デザイン監修および共用部インテリアデザインは、光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所です。)
ZGFが世界各地で手掛けた建物は、どれもかっこいいです!少し見てみましょう。
ZGFが手がけた、アマゾン本社ビル
まずは、バーモンド州アーリントンのアマゾン本社のビル。アマゾンは、2030年までに100%の再生可能エネルギーに、2040年までに温室効果ガスの排出を正味ゼロにする取り組みを行なっていますが、このビルでもCO2 排出量の削減を図っています。ZGFが手がけた、シアトルのビル
こちらはF5タワーという名のシアトルのビル。(写真中央の鏡面に見えるビルです。)「シアトルの過去と未来をつなげる」というコンセプトだそうです。上部の未来的なデザインもかっこいいのですが、足元を見ると、このエントランス、上とは打って変わって石材で壁を作ったりして、素敵ですね。
ZGFが手がけた、ナイキの本社ビル
ポートランドにあるナイキの本社の中にあるこちらのセバスチャンコービルディングもZGFが作りました。ナイキは心身の健康がクリエイティビティにつながると考えており、このビルは「ナイキの哲学を体現」しているビルのひとつとされています。入り口はこんな感じ!
打ち合わせスペースも最高に気持ちよさそう!
そして「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」
「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」も、ポートランドのZGFがタワー外観と外構のデザインを手がけています。その外観は、ZGFが世界各地で手がけてきたビルにも引けをとらないものになるに違いありません!
「幕張ベイパーク」がポートランドをモデルにしてデザインされた経緯は、報道によると、都心部へのアクセスや、豊かな自然環境が、幕張若葉地区とポートランドで共通項が多いことが着目されたそうです。
そこでまず、ZGFアーキテクツがデザインコンセプト(アーバンデザインビジョン)を作り、それをもとに光井純&アソシエーツ建築設計事務所がデザインガイドラインを策定しました。
街づくり全体のコンセプトは「ライフ・イノベーション・タウン」。「職・住・学・遊」の4つの要素がさまざまに絡み合うように、自律的なコミュニティが生まれるエリアを作っていくという考え方です。
さて、前置きが長くなりました!!!
今回、元同僚よりポートランドの写真をいただいたこともあって、ポートランドの街並みと幕張の街並みをクイズ形式で比べてみたいと思います。
クイズは全10問です。写真を見て、どちらが幕張の写真か、当ててください。
写真でクイズ「どっちが幕張?」
写真でクイズ1 川は偉大だ!
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
ポートランドに流れるウィラメット川は、コロンビア川の支流で、市内の中心を貫いています 。
対して、幕張ベイパークのすぐ近くを流れるのは、花見川です。
ということで、答えは・・・(B)です。
(A)は、ウィラメット川の写真です。雄大ですね。
少し視線を逸らすと、幕張ベイパークを臨むことができます。上流に向かって撮影しました。
河口に向けて撮影。花見川に沿って散策道やスポーツができる場所があり、この季節でもぽかぽかでした!
写真でクイズ2 ドーナツ、好きですか?
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
ポートランドというと、パン屋に売っているのはドーナツばかり、とジョークが出るほど、ドーナツが大好きな人々が多いそうです。
幕張にも美味しいドーナツ屋さんがあります。
こちらの建物の向かって右側の扉をくぐると・・・
中は、まるでポートランド!?
幕張にある「PIE & COFFEE mamenakano」というカフェです。
ということで、答えは(B)です!
PIE & COFFEE mamenakano HPはこちら
ちなみに、ポートランドは個人経営のカフェがたくさんあるそうです。たとえば、こんな。
本屋さんに併設されているカフェ、いいなあ。
カフェの多い街、いいですね!
写真でクイズ3 外壁は明るく光いっぱいに!
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
ポートランドの街並みを守るためのデザイン・ガイドラインでは、歴史のある地区や、街の中心部、街の周辺部といった地域の特性を踏まえて、細かく定められています。そして、歩行者の多い通りに面した建物には、ガラス窓を多用することをガイドラインとしています。
こちらのポートランド市のイメージイラストの一階部分にご注目を。ガラス窓が天井まで設けられています。
そんなことを知ってから見ると、こちらの幕張ベイパークの建物も、ガラス窓が多用され、ポートランドを連想させますね。
「イオンスタイル」も、ガラスをめいっぱい使っています。
2階部分の窓ガラスが大きくとってあるこちらの建物には、レストランCOMUNUS MAKUHARIがはいっています。
ということで、答えは(A)でした!
COMUNUS MAKUHARI 食べログはこちら
写真でクイズ4 トレーラーをお店にしちゃう!?
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
ポートランドは自由な空気が吹いている街ですが、街角で見かけた「トレーラーハウス」を使ったお店が並んでいる写真を元同僚からもらいました。
幕張ベイパークにも、アメリカの有名なトラベルトレーラーを使ったカフェを見つけました。手ぶらで楽しむことのできるバーベキューサイト「Park Magic」に、このエアストリームカフェが併設されています。
クリスティーヌが行った時には残念ながら閉まっていましたが、アメリカの「エアストリーム」の本物が見られて嬉しかったです!
ということで、答えは(A)でした!
ポートランドで元同僚が撮影した写真に写っているのは「グリルチーズ」?ホットサンドイッチでしょうか。
Park Magic HPはこちら
写真でクイズ5 どちらもホテルがたくさんある街!?
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
ポートランドも幕張も、ホテルが多いところです。
幕張にある「ホテルフランクス」は海浜幕張駅から、徒歩3分。「都会から一番近いオアシス」をイメージしたホテルです。
ということで、答えは(A)でした!
写真でクイズ6 自転車が似合う街!
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
ポートランドは自転車王国。旅行者でも街角で自転車が借りられます。メンバーになれば月に8.25ドルで借り放題。1回だけだと1ドルで自転車を借り、1分あたり20セントかかります。街のあちこちに自転車を借りられるポートが見つかります。同僚は借りたそうです!
そして幕張。
電動キックスクーターの色は、ポートランドの街中自転車と同じ赤い色です!
幕張ベイパークの真ん中にある公園にシェアリングサービスのポートがあります。お父さんと一緒に来ていたお子さんが乗っていて、クリスティーヌも乗りたくなりました!
ということで、答えは、(B)でした!
海浜幕張の駅前でも自転車が借りられます。幕張は平坦なので、自転車でも電動キックボードでも、走りやすいですよね。
こちらは幕張ベイパーク内の自転車ポートです。
写真でクイズ7 バスで走ろう!
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
バスの色、ポートランドと幕張、似ていますね!
海浜幕張駅の朝。次々とバスが到着し、人々を駅まで運んできます。幕張もバス王国ですが、ポートランドも皆、普通にバスに乗っているそうです。
答えは、(A)ですね!
写真でクイズ8 電気自動車でGO!
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
電気自動車の設備がいつでも使えること。それが「住みやすい街」の条件になる時代になっているのかもしれません。幕張ベイパークのイオンスタイルの駐車場で、電気自動車の充電ポートを見つけました。
ということで、答えは(B)です。
写真でクイズ9 駐車は、ヨーロッパのライフスタイル?
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
(解説)
「幕張ベイパーク」の近くに「幕張ベイタウン」があります。「幕張ベイタウン」ができたときに、「ヨーロッパの街並みとスタイルをめざして」幕張ベイタウン内は路上駐車がOKというルールを作ったそうです。日本の交通規則には従う必要がありますが、ベイタウン内では、ちょっとした買い物やお友達のおうちを訪ねる際、ヨーロッパ(アメリカの住宅地???)のように路上駐車が可能です。
答えは(B)です。夜、幕張ベイタウンを撮影しました。
ちなみに、幕張ベイパークの方には、このルールはありません。
写真でクイズ10 青空のキッチンカー
どちらが幕張の写真でしょうか?(A)
(B)
はい、答えは(B)です。
日本には日本の、元祖キッチンカー が幕張ベイパークにも来ています。
クイズは以上です!
一緒にクイズに取り組んでくれて、ありがとうございました!
クリスティーヌの見学メシ
ポートランドはビール醸造でも有名な街です。70ものビール醸造所がポートランドにはあるそうです。幕張ベイパークの中にも、ビールを作っている醸造所があります。こちらがMAKUHARI BREWERYのHPの写真ですが、
上と酷似していますね!
MAKUHARIと文字がグラスに書いていなければ、おそらく、どっちが幕張かポートランドか、見分けがつかないくらいのビール色ですね。
実際、MAKUHARI BREWERY代表の田代圭さんによると、
”ブルワリーは、全米住みやすい街 No.1のオレゴン州ポートランドにインスパイアされ、「身近な豊かさ・幸せを感じる世界を描くこと」をコンセプトにお店づくりをしています。”
“併設のレストランでは、ポートランド産のビールのほか、国内の選りすぐりのクラフトビールをお楽しみいただけます。”
とのことです。
ビールの醸造所を眺めながら、店内でピザをいただきました!
店内から、醸造所を見ることができます。
千葉市で初めてのクラフトビール醸造所!!!
テラス席も気持ち良さそうです!
MAKUHARI BREWERY HPはこちら
クリスティーヌの想いと、おまけのお話
「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」の建設地にほど近い、ここはイオンスタイル幕張ベイパーク店。高校生の二人組は、アイスを食べながらスーパーのセルフサービスのテーブルで勉強中。フリーWi-Fiがあるからこうしてスムラボ記事もどんどん書けちゃう、と思いながら、少し離れた席ではクリスティーヌがパソコンのキーボードを叩いています。
ポートランドの特徴はなんだろう、と思いをはるか海の向こうに巡らせていたら、気がつくと、店内は男子高校生でいっぱいでした。
11時29分、「ここのコロッケ、うまいんだよなあ。ソースもうまい」ひとりは、イオンスタイルの店内で買った惣菜のコロッケをかじりついています。お弁当箱にはご飯だけ。おかずはお母さんから、スーパーで買うように言われていたのかな。
その隣にいる高校生は、タッパーウエアの蓋を開けて、
「こんにゃくに、汁がしみて、バカうまいんだよなあ」
と、しみじみ。お母さん、お料理うまいんだね。
高校生たちは食べるのがすごく早くて、20分もしないうちに皆、食べ終えてしまいました。食べ終わったらちゃんとマスクして、お行儀がとっても良い! 食べ終わったら、スマホタイムです。
向こうのテーブルには、熱心に勉強している男の子二人組もいました。1人は古典、1人は英語。時々スマホを見るものの、ちゃんとテキストを開いて勉強に集中しています。
高校生の男の子たちは、12時になるより前に、風のように去ってしまいました。
12時を過ぎてお昼の時間になると、クリスティーヌのように、1人でテーブルに向かっている人が多くなりました。30代から70代ぐらいで、年齢は幅広い。この日は男性の方が多かったです。
ゆったりと過ぎていく、イオンスタイルのカフェコーナーの昼下がり。
外の雨はほぼ止みました。地面はまだ濡れていました。
明るくなったガラス窓の向こうでは、傘を手に持って歩いている男の子や女の子がいました。
この空の大きさが、好きです。
新しい街でこれから暮らす皆さま、おめでとうございます!
別の週末には「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」の建設地のすぐ前の公園では、お父さんらしき大人とボール遊びをしている子どもがたくさんいました。
ボール遊びが禁止されている公園が多い中で、羨ましい光景です。
テントも張れてしまいます。
住民が参加できるイベントが多いのも、「幕張ベイパーク」の特徴です!
今回は、幕張ベイパークとポートランドを写真で比較!という企画でした。
楽しんでいただけましたら、幸いです!
まだ読んでいない方は、前回の記事はこちら!「幕張カフェ天国説」を検証しました!
・・・皆さまの、今日一日が、素敵なウィークエンドでありますように。住む場所は人生を豊かにする、がモットーの、クリスティーヌより愛をこめて。
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