寺がマンションに、ラブホテルがマンションに。東山・平安神宮・南禅寺を歩く【kyoto1192】

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来月開催kyoto1192リアルツアーで歩く、私がポテンシャルを感じ続けている古川町商店街。

今回は、その三条通をさらに東へ。

地下鉄東山駅から歩き始める。


 

 

 

 

 

東山駅周辺を歩く

駅から訪日旅行者が次々と出てくる。

駅前には風情ある町家が並び、和菓子屋には人が集まり、蕎麦屋には行列。


 


 

平安神宮へ向かう道が少しずつ「観光道路」になってきたように感じる。

「初音鮨」が気になる。

そんなことを考えながら、駅周りを歩く。


 

 

 

 

 

 

浄土宗 金剛寺に建築標識。19戸のマンション

三条通沿いにある浄土宗・金剛寺。

ここに建築標識が設置されていた。


 

「(仮称)京都市東山区五軒町計画」。

京都市東山区三条通白川橋東入2丁目五軒124町番の一部他。

用途は、

共同住宅、寺院。

延床面積2,407.13㎡。

5階建、19戸。

事業主は三井不動産レジデンシャル。

延床面積を19戸で割ると、1戸あたり約127㎡。

共用部分を30%と仮定すると、専有面積は約88㎡になる。

19戸という戸数を考えても、ゆったりしたマンションになりそうだ。


 

そして、気になるのが「寺院」。

共同住宅だけではない。

用途に「寺院」と書かれている。

寺町通の「パークホームズ四条河原町」も寺院とマンションが一体になった開発だった。



「パークホームズ四条河原町」は下京区寺町通綾小路下る中之町に位置する、2025年竣工のマンション。最寄りの阪急京都線「京都河原町」駅まで徒歩3分に加え、京阪本線「祇園四条」駅へも徒歩圏内という、スムーズな動線が確保されたアクセスが魅力。建物は、歴史ある透玄寺の境内に誕生した「寺院一体開発」という希少なプロジェクト。


 

今回も同じような寺院一体型の開発なのだろうか。

もし寺院の土地を活用した開発なら、土地の権利関係も気になる。

定期借地権付きなのか。

それとも土地を取得した上での開発なのか。

現時点ではまだ分からない。


 

ただ、三条通沿いの金剛寺に「共同住宅、寺院」という建築標識が立っている。

それだけで、この街の変化を感じる。


 

 

 

 

 

白川へ。地価上昇の街

白川が見えてきた。

白川沿いでは、京町家が改修され、店舗や複合施設として生まれ変わっている。

古い町並みが残りながら、新しい使われ方が始まっている。


 

そして、この周辺で気になるのが土地の価格だ。

今年の基準地価でも上昇が見られたエリア。

東山駅周辺の土地は、観光客が増え、町家が再生されるのと同時に、その価値も上がっている。

金剛寺のマンション計画も、そんな街の変化の一つなのだろうか。

白川沿いには工事現場も見える。

古い京都を残しながら、街の使われ方が少しずつ変わっている。


 

 

 

 

 

白川沿いに残る名作マンション

白川筋を上がっていくと、現れるのが「パークハウス京都岡崎有楽荘」。

2005年竣工。


 

1階にはカフェ。

建物全体に、優雅な空気がある。

20年以上前のマンションなのに、古臭さを一切感じさせない。

新築だから価値がある、というだけではない。

その場所に似合う建物は、時間が経っても街の風景として残る。

私が一番所有したいマンションかもしれない。


 

仁王門通×神宮道の前に立つ。

通りの名前も最高だ。

そして、その先に朱色の巨大な鳥居が見えてきた。


 

 

 

 

 

大鳥居の前にクレーン

平安神宮の大鳥居の前にクレーンが見える。


 

関電不動産開発によるマンション計画。

「(仮称)京都市岡崎円勝寺町」。

延床面積4,695㎡。

高さ17.99m。

5階建、23戸。

 
敷地はかなり細長い。


 

延床面積を23戸で割ると1戸あたり約204㎡。

共用部分を30%と仮定すると、専有部分は約142㎡。

かなり大きい。

LDKも25帖、30帖というサイズが見えてくる。

一般的なファミリー向けマンションとは、少し違う。


 

疏水の向こうには京セラ美術館。


 

桜の季節になれば、この場所はまた格別な雰囲気になる。


 

 

 

 

岡崎の「光と闇」

仁王門通から岡崎道へ入る。

「マジェス京都岡崎」。

2004年竣工。

近くには住友不動産の高級賃貸マンション「ラトゥール京都東山」。

2018年竣工。

空室情報を見ると、

209号室、2LDK・90.40㎡で賃料46万8,000円。

507号室、3LDK・91.98㎡で賃料51万8,000円。


 

向かいには創業300年あまりの京懐石・日本料理の美濃吉本店。


 

そんな格式の高い場所のすぐ近くに、かつてはラブホテル街があった。

京都の光と闇。

そんな光景だった。

ところが、そのラブホテルが解体され、マンション計画が始まっている。


 

「(仮称)京都岡崎計画」。

延床面積3,472.16㎡。

地上5階、地下1階。

20戸。

建築主は住友商事、サンヨーホームズ。


 

延床面積を20戸で割ると約174㎡。

共用部分を30%と仮定すれば、専有部分は約121㎡。

ここにも、かなりゆったりした住戸が並ぶことになる。

そして、その南側にもマンション計画がある。


 

 

 

 

 

南禅寺へ向かう道にもマンション

南禅寺惣門の向こうにクレーンが見えた。


 

「(仮称)京都南禅寺草川町PJ計画」。

延床面積6,017.89㎡。

4階建、地下2階。

37戸。

建築主は野村不動産。


 

1戸あたりの延床面積は約163㎡。

共用部分を30%とすれば、専有部分は約113㎡。

計画地の北側は、南禅寺の総門を抜けたあたり。


 

南禅寺へ向かう観光客も多く、近くにはミシュランの常連として知られる「瓢亭」。

街には落ち着いた空気が流れている。


 

マンション計画地はかつてラブホテルがあった場所。

(ホテル解体後パーキングになっていた)

その隣には格式ある料亭。

そしてその周辺に、新しいマンションが建っていく。

街の風景が、少しずつ変わっていく。


 

 

 

 

 

 

南禅寺界隈へ

南禅寺へ向かう。



 

南禅寺界隈には、約15の豪邸・別荘庭園群が残っている。

京都の中でも、かなり特殊な場所だ。

ZOZO創業者で実業家の前澤友作氏が所有する「智水庵」。

約7年をかけて建物と庭園をモダンに修復・再生したことでも知られる。


 

白川通沿いにはユニクロの柳井正氏が所有する「洛翠」もある。

観光地でありながら、住宅地として見ても別格のエリアだ。


 

 

 

 

 

 

二条通沿いの広大な更地は何になる

柳井邸から二条通へ。

南側の塀の内側にも更地が広がっている。

北側にはオレンジのバリケードの広大な更地ある。

周辺も何か動きがあるのか。

北側の土地は「三井不動産レジデンシャル」の名前が一瞬見えた土地であった。


 

隣接地にはラブホテル。


 

周囲には敷地の広い豪邸が残る。

その隣の土地は、これから何になるのだろうか。

寺がマンションに。
ラブホテルがマンションに。

古い京都を残しながら、街は少しずつ変わっていく。


 

 

 

 

 

 

 

おわり

 

 

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京都で不動産をしています。 歩いて、見て、書く。たまに街ツアー。 街と物件を見ています。 京都で「暮らす場所」「始める場所」を探している方へ。
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