3回目の投稿にはなりますが「HARUMI FLAG」を今回も取り上げます。
前作までで、価格と間取りの予想をさせて頂きました。数々の反響をいただきまして、注目度の高さを感じられました。
今回は明らかになりました維持費面を取り上げてみまして、現実的な目線で「もし居住できたら」と言う仮定で分析してみると共に、最近のタワーマンションの維持費を都内近郊で分譲中のマンションを元に紹介してみたいと思います!
目次
SKY DUO の管理費
管理費が平米386円(Tower 5 ) 393円(Tower 6 )となり、修繕積立金を合算すると580円(Tower 5 ) 584円(Tower 6 )となり、3LDKで5万円程になります下記にサンプル住戸の管理費を記載しましたが、緑色の行がTower6(パークビレッジ)、白色の行がTower5(サンビレッジ)となります。管理費はTower6のほうが高く、修繕積立金はTower5のほうが高いです。わずか数円の差ではあるものの、マンションの規模が大きいだけに徴収総額としては毎月数万円になりますね(使うお金も大きいですが・・・)
また、板状棟との比較もしてみましょう。板状棟は街区と棟でそれぞれ金額が異なりましたが、内廊下のサンビレッジD棟を除くと㎡合計が500円を下回っています。内廊下のサンビレッジD棟(363円)とタワー棟5(386円)の管理費の金額差は23円となっており、意外と差が無いです。
↓板状棟の管理費・修繕積立金の抜粋(緑色の行はパークビレッジ)
なお、晴海フラッグは管理費、修繕積立金、それぞれが棟、街区、全体と別れて徴収金額が決まっておりますので、さらに分析を重ねると負担割合などはわかってくるような気がしますがここではこれ以上の分析は割愛します(
↓管理費・修繕積立金の内訳
そんなSKY DUOの管理費ですが、タワー棟と板状棟を比べると管理費は約100円、修繕積立金は50円の差があります。こちらを高いか、低いかと考えると、内廊下/外廊下の差、金額算出時期(インフレ)の差、だけでも十分説明が着くような金額差のような個人的な印象です。他にもタワーマンション/板状マンション(準拠する法令が異なります)、共用部分などなど多くの違いがある中で、タワー棟のほうが高くなる要素しかない中では、抑えているほうな気がします(あくまでも個人的印象)。板状棟の際も同じくですが、修繕積立金の積立額が新築当初から高めということもあり、総額が大きく見えているところもあると思います。
毎月の支払総額を見ると「ウッ」となる(あくまでも個人的印象)金額ではあるものの、板状棟との差を見ても、法外な金額ではない理解出来る金額な気がしてきました。続いては後続の分譲中タワーマンションの金額帯から、より俯瞰した形で管理費を見てみましょう。
販売中タワーマンションの管理費
東京都内で販売中のタワーマンションと比べて、晴海フラッグSKY DUOの管理費、修繕積立金などの維持費がどのくらいの水準のなのか比較して見るために、内廊下で各階ごみ置き場付きのマンションを中心に事例を集めてみました。1㎡あたりの管理費+修繕積立金の合計が少ない順に並べていますのでご覧ください。
THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)
東急不動産の新築マンション「THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)」は、東京都北区、十条駅 徒歩1分にあるマンションです。THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)」(計459円)
ザ・タワー十条は内廊下で規模感もあるということで、平米あたりの管理費が359円、修繕積立金が100円、計459円となりました。毎月の修繕積立金だけでなく、購入に一括で支払う修繕積立基金の積立月数(65カ月分)と少ないのも特徴です。このような購入時の諸費用の低い傾向はブランズタワー芝浦などにも見られましたが、新築で購入することのメリットを享受できる金額ではあるものの、長期居住を前提としている方には、居住中の修繕積立金の上昇などに見舞われるリスクが高くなるので、デメリット感もありますね
駅から1分、渋谷、新宿、池袋、そして大宮方面も1本でアクセスできるのは、やはり共働きの方にも評価されたんでしょう。共用部分も充実しているほうなので、タワーマンションならではの良さを享受できそうです。
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— マンションマニア (@mansionmania) April 18, 2023
世間をざわつかせた予定価格発表からちょうど一年!!
ザ・タワー十条 価格と間取り 2023年4月編 1年前はおすすめしにくかったが今はおすすめしやすい https://t.co/y7maQiaa7E
シティタワーズ東京ベイ
住友不動産(すみふ)の新築マンション「シティタワーズ東京ベイ」は、東京都江東区、国際展示場駅 徒歩4分 ~8分にある駅近の大規模タワーマンションです。シティタワーズ東京ベイ(計510円)
2019年7月に完成したものの、まだ100戸超の先着順住戸が残っているほど、住友不動産にとって大事に売りたいマンションです。有明ガーデンの評価の高まりと共に、徐々に値上げをして販売中のようです。有明という場所に対するお値段にしては、昔を知る人から見れば「何だこりゃ」的な値段の印象はも無くなってきました。
管理費は平米あたり389円、修繕積立金は120円。階数が低い面、金額算出時期が古いことなどが影響しているのか、今回調べた中では低い方に収まっています。駐車場の設置率が多いのも安心な要素です。一方で、修繕積立基金の積立額が少ないのは、新築で買う方にメリット大きいですね
シティタワー武蔵小山
住友不動産(すみふ)の新築マンション「シティタワー武蔵小山」は、東京都品川区、武蔵小山駅 徒歩2分にある駅近の大規模タワーマンションです。シティタワー武蔵小山」(計513円)
再開発下駄ばきタワーマンションは、管理費が高いのでは?ということですが、そうとは限らないようです。今回の中では中の下くらいの管理費です。
これから再開発タワーマンションが2棟も建つ予定の武蔵小山、こちらも住友不動産にとってゆっくり売りたい物件なのでしょう。実際に現地行ってみても武蔵小山の商店街と駅ちかの利便性に、希少性を見ることは出来そうです
プラウドタワー平井
野村不動産の新築マンション「プラウドタワー平井」は、東京都江戸川区、平井駅 徒歩2分にあるマンションです。プラウドタワー平井」
月々の修繕積立金と修繕積立基金が高いのは長期保有目線では良いですね、中古で買う場合も、新築の人が収めた積立基金の恩恵にあやかることが出来ます。都心からの距離が意外と近いのも平井の特徴です。掲載の3LDKは最高値住戸のため、大きな金額になっていますが、もう少しリーズナブルな部屋もございます。間取りも良さげな住戸も多いので、スカイツリーが見えない部屋でも価格次第では検討できる方はタワーマンションを視野に入れてもいいのではないでしょうか。
シティタワー新宿
住友不動産(すみふ)の新築マンション「シティタワー新宿」は、東京都新宿区、西新宿駅 徒歩8分にある大規模タワーマンションです。シティタワー新宿」(計601円)
こちらも大事に売りたいようですが、共用部分は一通りそろっており(動画はこちら)きちんとタワーマンションと言える充実度です。駅距離も既存のパークハウス西新宿60よりも近く、イオンほぼ直結の好立地に高みを目指したい気持ちもわからないでもないです。
この値段帯の維持費を払いながらも、引き渡しを先に出来る住友不動産の体力に脱帽です。
パークタワー東中野グランドエア
三井不動産レジデンシャルの新築マンション「パークタワー東中野グランドエア」は、東京都中野区、東中野駅 徒歩1分にあるマンションですパークタワー東中野グランドエア」(計644円)
ついに中野サンプラザが閉館し、一般の地上波でも中野の再開発の画像が出回ってきました。今後の盛り上がりが徐々に一般の方に広まってくると、中野エリアもさらに盛り上がってくるでしょう。
そんな中野から一駅都心の東中野は、各駅停車のみの通行ではあるものの、新宿駅での山手線へ乗り換えのしやすさや、大江戸線、東西線(落合駅)も使える複数路線アクセスから評価が高まるのも納得な駅です。
そんな駅に誕生するタワーマンションの管理費は・・・・戸数の少なさもあってか高めです。管理費が高いだけでなく、修繕積立金もしっかり積み立てる㎡218円!これは今回取り上げるマンションの中でも高めな金額帯で、長期居住には良いですね!
ブリリアタワー 池袋 West
東京建物(東建)の新築マンション「Brillia(ブリリア) Tower 池袋 West」は、東京都豊島区、池袋駅 徒歩5分にある駅近の大規模タワーマンションです。Brillia(ブリリア) Tower 池袋 West」(計685円)
ブログでも取り上げたことがある池袋のタワーマンションです。後続のパークホームズ西池袋がディスポーザ無しなどの設備類に対して、こちらは免振×タワマンということでもちろんディスポーザありです(今回取り上げたマンションは全て装備しています)
管理費は今回の物件の中で一番高い㎡498円。ジムのや高層階ラウンジが無い中での金額に躊躇する方も居そうです。
ただ、その分お値段(坪単価)は低層階であればだいぶ目に優しく、それもあってキットキャットもブログで取り上げています。ローンと違い掛け捨てではあるものの、月々の支払い総額と言う点で許容範囲になるのであれば、利便性を享受できる立地に居住を検討してもいいかと思います!
総括
大きな部屋が多いので月額の支払い総額を見ると「ウッ」となりますが、きちんと昨今のトレンド金額帯からは大きく離れた管理費ではないと思います。もちろんこの管理費ならばスポーツジムがあったら良かったという声はあるとは思いますが、否応にも歩く距離は長くなる立地ですので、結局は体は動かされるマンションだと思います。仕事終わりに使いたいと言う人も少なく、結果使われなかった可能性もあります。また、晴海フラッグを職場として考えるとなかなか酷なものは正直あり、いろんなところから通いやすいかというと、お世辞にもそうは言えないです。そんな場所を職場として日々維持に来てくださる管理人さん、警備員さんには、感謝の管理費を支払うのは仕方がないのかもしれません。
つきましては、「管理費が払えない人は買わないでください」と言う結論に行きつきます。ローン支払い額は一部は売却時に返ってくる可能性がある積立金要素がある金額である一方で、管理費修繕積立金はいわば掛け捨て的な要素がある金額なので、資金計画に余裕が無い人は避けておいたほうが良いです。特に今回の販売期は高い値段の部屋であれば倍率も低くなるのではと言う予想もあり、ちゃんと買える晴海フラッグになる可能性もあります。そんな住戸に申し込む際はきちんと長期居住目線で資金計画を立てて欲しいですね。
HARUMI FLAG」プレスリリース
編集後記
今回調べたタワーマンションの中では、THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)」の共用部分が何気に良かったです。スポーツジムは無いものの子育て世代の共働きには良さそうなラウンジとJR鉄道駅すぐのパワーアクセスは巡り巡ってここにたどり着く人も少なく無さそうまた、都内では無いものの外廊下ならでは維持費の安さに対して、ラウンジ等の美しさと充実度で光ったのは大宮スカイ&スクエア ザ・タワー「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー」ですね。(平米370円)
管理費も安めでありながらも共用分充実のタワーマンションに住まれたい方はこちらもチェックしても良いかと思います!
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【晴海フラッグ】B棟から勝どき駅方面(人道橋付近)まで – YouTube
徐々に掲載物件を増やしていく予定です。ご覧になりたいマンションの表題の動画をご覧いただければ幸いです。
SPA:前回は抽選倍率100倍超え「五輪選手村跡地に建つタワマン」晴海フラッグは買いか 2023年1月に雑誌記事にSKYDUOに関する記事を掲載させて頂きました!
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