【鹿児島】グランドパレス平之町タワー 城山の麓に誕生する20階建タワー【マンションタビト】

[スムラボ編集部より] 本ブログ記事の情報は投稿日時点のものです。現在の販売情報はLifull Homesをご参照下さい。

今回取り上げるのは、鹿児島市平之町に誕生するグランドパレス平之町タワーです。

先日の記事では同じ第一交通産業による「グランドパレス上之園タワー」をご紹介しましたが、本物件はその”ツインタワープロジェクト”のもう一棟にあたります。グランドパレス上之園タワーが鹿児島中央駅エリアの利便性を前面に打ち出しているのに対し、こちらの平之町タワーは城山の麓という自然豊かな立地を武器にしているのが大きな違いです。同じデベロッパーが同時期に、コンセプトの異なる2棟のタワーを鹿児島都心部に送り出すという、かなり意欲的なプロジェクトです。

現在は第2期1次の先着順申込を受付中ということで、販売は順調に進んでいる様子です。さっそく見ていきましょう。

 物件概要

  •  物件名:グランドパレス平之町タワー
  •  所在地:鹿児島市平之町12番19(地番)
  • 交通:南国交通「中之平」バス停 徒歩1分 / 鹿児島市電「高見馬場」電停 徒歩7分
  • 構造・規模:鉄筋コンクリート造 地上20階
  • 総戸数:73戸(全邸南東向き・7タイプ)
  • 専有面積:57.75㎡ ~ 105.75㎡
  • 間取り:2LDK ~ 3LDK
  • 駐車場:81台(設置率110.9%、分譲13区画15台含む)
  • 事業主・売主:第一交通産業株式会社
  • 設計監理:株式会社久保建築設計
  • 施工:株式会社久保工務店
  • 管理会社:株式会社ダイイチ合人社建物管理
  • 竣工予定:2027年6月
  • 入居予定:2027年7月
  • 掲示板:グランドパレス平之町タワーってどうですか?

立地 ── 城山・天文館・鹿児島中央駅、3つの生活圏を使いこなす

公式サイトのキャッチコピーは「平之町自由区。」。なかなかキャッチーです。

正直なところ、「平之町」と聞いてピンとくる県外の方は少ないかもしれません。しかし鹿児島の方にとっては、城山のすぐ麓に広がる落ち着いた住宅エリアとして、昔からなじみのある地名ではないでしょうか。

周辺施設へのアクセス

各エリアとの位置関係(公式サイト)


本物件の立地を語るうえで注目したいのは、3つの生活圏をバランスよくカバーしている点です。

まず城山エリア。物件の背後には城山の豊かな緑が広がっており、自然に囲まれた住環境を享受できます。城山ストアーフレッセ高見馬場店が徒歩約5分で、日常の買い物には困りません。

次に天文館エリア。天文館アーケードまで徒歩約9分、山形屋まで徒歩約12分。鹿児島最大の繁華街が徒歩圏というのは、なかなかの魅力です。天文館図書館も徒歩約11分で利用できます。

そして鹿児島中央駅エリア。JR鹿児島中央駅・アミュプラザ鹿児島まで徒歩約16分。正直、徒歩で行くにはやや距離がありますが、市電やバスを使えば十分に生活圏内と言えるでしょう。

交通アクセス

最寄りは南国交通「中之平」バス停で徒歩1分。鹿児島市電「高見馬場」電停までは徒歩7分です。バス停が目の前というのは、毎日の通勤・通学を考えると地味に効いてくる利便性です。市電の高見馬場電停も徒歩7分圏内なので、天文館方面・中央駅方面のどちらにも市電一本でアクセスできます。

鉄道駅の徒歩圏とは言いがたいですが、鹿児島は車社会。そこを補うのが駐車場設置率110%という数字です。全73戸に対して81台分を確保しており、しかも分譲駐車場も用意されています。車を持つファミリー層にとって、駐車場が確保されているという安心感は非常に大きいはずです。

目の前の「中之平通り」がもたらす開放感

電柱・電線のない中之平通りに面して建っています


個人的に本物件で特に評価したいのが、敷地前面の中之平通りの環境の良さです。

まず、この通りは電線が地中化(地下化)されています。鹿児島の市街地でも電柱・電線が視界を遮る場所はまだまだ多いのですが、ここは頭上に障害物がなく、すっきりと抜けた空が広がります。マンションの開放感を、足元の街並みからも感じられるというわけです。眺望が良くても、目の前が電線だらけ……というのは意外とがっかりするポイントなので、これは嬉しい。

さらに、中之平通りは広い歩道がしっかり整備されている点も見逃せません。お子さんやお年寄りの通行も安心。日々の散歩や通学路としての安全性が高いのは、ファミリー世帯にとって大きな安心材料です。

教育環境

鹿児島市立山下小学校まで徒歩約4分、甲東中学校まで徒歩約14分。小学校が近いのはファミリーにとってポイントが高いです。

建物・デザイン ── 全邸南東向き、桜島を望む

正面から見た完成CG(公式サイト)


地上20階建・全73邸という規模感。鹿児島都心部のタワーマンションとしては「大規模すぎず、小規模すぎず」というスケールだと思います。

エントランスは2階までの吹き抜け設計になっており、開放感があります。また、その直上3階がゲストルームとなっています。

最大の特徴は全戸が南東向きに配置されていること。南東方向には桜島がそびえており、上層階からは錦江湾と桜島を一望できるはずです。鹿児島でマンションを買うなら、やっぱり桜島ビューは高付加価値になります。

そして、ここが重要なのですが、物件の前面(南東側)に視界を遮る高層建築が少ないのも特徴です。全邸が南東を向いているうえに、電柱・電線もなくその先が抜けているということは、つまり低層階でもある程度の開放感があり、上層階に至っては鹿児島のシンボル桜島と錦江湾が一望できるということです。

マンションは「向きは良くても目の前に別のビルが建っていて眺望が台無し」というケースが少なくないので、この前面の抜け感は本物件の大きなアドバンテージです。先述した中之平通りの電線地中化と合わせて、足元から空まで一気に視界が抜ける開放感は、実際に現地で体感する価値があると思います。

また、敷地は2面が道路に接する形状となっており、これが採光・通風・開放感に効いています。駐車場についても2面接道を活かした配置で、出入りのしやすさが確保されている点も実用的。敷地面積は約1,833㎡で、建築面積は約603㎡。建ぺい率は約70.7%と、ゆとりのある配置です。隣接建物との距離が確保されているため、周囲からの圧迫感も少ないでしょう。

南北2面が道路に接しています(公式サイト)

間取り ── 7タイプのバリエーション

A type:ワイドスパン設計の3LDK
B type:効率的な動線設計の3LDK
C type:収納性と機能性を凝縮した2LDK
D type:角住戸のゆとりある3LDK
D type(上層階):眺望を愉しむ角住戸プラン
E type(最上階):99㎡の4LDK
G type(最上階):105.75㎡3LDK

Dタイプ82.65㎡


最上階Eタイプ99㎡


最上階東側のGタイプ105.75㎡


最上階のG type(105.75㎡)は、鹿児島のマンションとしてはかなりの広さ。100㎡超の住戸がラインナップされている点は、都心マンションの高額化が進む中でも「広さ」を求める鹿児島のニーズに応えた設計と言えるのではないでしょうか。

価格 ── 鹿児島のマンションとしてはどうか?

ざっくり坪単価を出してみましょう。

第1期3次の下限:3,520万円 ÷ 約17.5坪(57.75㎡)=約201万円/坪
第1期3次の上限:5,330万円 ÷ 約25.0坪(82.65㎡)=約213万円/坪
最上階3LDK(Gタイプ):9,500万円 ÷ 約32.0坪(105.75㎡)=約297万円/坪
最上階3LDK(Eタイプ):8,900万円 ÷ 約22.7坪(75.15㎡)=約297万円/坪

当然低層階が安いわけですが、11階以下と12階以上で値段に大きく差が開きます。
これは鹿児島あるあるの「桜島ビュー」による価格差がここでついています。要は12階以上であれば問題なく桜島と錦江湾が望める高さになります。

桜島が見えるかどうかで価値が変わります


私の見解としては、値段が少々高くても、できるだけ高層階を購入したいところです。鹿児島にとってはそれだけ「桜島ビュー」は特別な価値になります。実需としてはもちろんですが、将来的な売却や賃貸を考えた際にも、鹿児島において「桜島が見える」ことは非常に強力な武器になります。価格差以上の価値がある投資と言えるかもしれません。

また、南西側Aタイプの部屋はほんの数メートル隣にすでにマンションが建っており、14階まではコンニチワ状態になるのは気になる点です。

北西側(マンション裏)から見た隣接物件との距離


上記を加味すれば、できるだけ高層階のDタイプが現実的な選択となりそうです。もちろん、EやGタイプが買えるのであれば一番いいのですが。

一般的な価格で分析すると坪単価200万円前後、最上階で約300万円弱。鹿児島の新築タワーマンションとしては、この水準は全国的な不動産価格の高騰を反映しつつも、福岡都心部の相場と比較すれば「まだまだ手が届く」レベルと言えます。

もっとも、鹿児島の方からすれば「3,500万円出せば一戸建てが買える」という感覚もあるでしょうから、「高い」と感じる方も少なくないかもしれません。しかし、20階建てならではの眺望・セキュリティ・管理体制、そしてZEH対応による光熱費削減効果などを総合的に考えれば、決して割高とは言い切れないと思います。

スペック・設備面のポイント

 ZEH対応・フラット35 S(ZEH)適合

本物件はZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対応で、フラット35 S(ZEH)に適合しています。断熱性能を高めたペアガラスの採用や、省エネ設備の導入により、光熱費の削減が期待できます。住宅ローンの金利優遇を受けられるのも、検討者にとっては大きなメリットです。

住宅設備5年間無償保証

第一交通産業のグランドパレスシリーズの特徴として、住宅設備機器の5年間無償保証が標準仕様となっています。さらにオプションで10年間まで延長可能。バスやキッチンなど毎日使う設備が保証されるのは安心感があります。

SHARE ITEM(シェアアイテム)── 地味だけど効く便利サービス

個人的に「これいいな」と思ったのが、SHARE ITEM(シェアアイテム)という共用サービスです。

これは、普段はあまり使わないけれど”たまに必要になる”アイテムを、管理人さんに連絡すれば借りられるという仕組み。公式サイトによると、ラインナップは「台車」「高圧洗浄機」「脚立」「電動ドリル」など(※アイテムは変更になる場合あり)。

引っ越しや大きな買い物の搬入で台車が欲しい、ベランダや駐車場を高圧洗浄機で掃除したい、照明の交換に脚立がいる、ちょっとした棚を付けるのに電動ドリルが必要……。どれも「買うほどではないけど、ないと困る」典型的なアイテムですよね。これらを各家庭が個別に揃えると、収納も圧迫するし出費もかさむ。それをマンション全体でシェアしようという発想です。

ツインタワープロジェクト ── 上之園タワーとの比較

第一交通産業が同時期に展開する「ツインタワープロジェクト」の2棟を比較してみましょう。

ツインタワー計画(公式サイトより)



両物件とも「全邸南東向き」「20階建」「桜島眺望」という共通のコンセプトを持ちながら、立地のキャラクターが明確に異なるのが面白いところです。

上之園タワーを選ぶ人は、JR鹿児島中央駅への近さや、駅周辺の今後の発展性に期待するタイプ。通勤・通学の利便性を重視する方に向いています。

平之町タワーを選ぶ人は、城山の緑を日常的に感じながら暮らしたい、天文館エリアにも歩いて行ける落ち着いた住環境を求めるタイプ。「都心の利便性」と「自然の豊かさ」の両立を重視する方にフィットするでしょう。

どちらを選ぶかは、本当にライフスタイル次第。個人的には、鹿児島らしい暮らしを楽しみたいなら平之町、利便性と資産性を重視するなら上之園という印象です。

気になるポイント(ここは要検討)

①鉄道駅からの距離

市電「高見馬場」電停まで徒歩7分は悪くありませんが、JRの最寄り駅(鹿児島中央駅)まで徒歩16分は、資産性の観点からはやや弱い。もっとも、鹿児島は車中心の生活圏なので、実用上はそこまで大きなデメリットにはならないでしょう。

②管理費・修繕積立金

73戸というスケールのタワーマンションですので、将来的な修繕積立金の上昇は想定しておく必要があります。管理員の勤務形態が「通勤方式 週5日 8:00~12:00」と午前中のみの半日勤務である点も、好みが分かれるところかもしれません。

総合評価

「住まう人の五感を刺激する。都市と緑のタワーレジデンス。」 ── 公式サイトのこのフレーズは、なかなか的を射ていると思います。

鹿児島都心部において、城山の緑を背に、桜島を正面に望む。この2つの鹿児島のシンボルに挟まれたロケーションは、魅力的に映ります。

全邸南東向き・7タイプ73邸・駐車場110%超確保・ZEH対応と、スペック面では隙がありません。

あとは、自分の住む目的で吟味するだけです。


 

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福岡市出身。2011年に最初のマンションを購入して以来、転勤のたびにマンションを買い替え。出身地の福岡に戻ってからは、福岡市西部エリア(中央区から早良区・西区、糸島市)中心にマンションを見て回っています。

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