kyoto1192リアルツアー、三条京阪編
kyoto1192が、どうしても足を止めてしまう京都の街の風景がある。
建築現場、解体現場、何かが始まりそうな更地。
廃墟のような団地、崩れかけた家、朽ち果てた寺。
閑散とした商店街、空っぽの商業施設。
何かが生まれる場所。
何かが消えていく場所。

三条通には名物女将が有名だった銘店「味の店伏見」跡地がいつまでも佇む。
観光地巡りでもない。
歴史的な話を聞きながら歩くツアーでもない。
京都の街を歩きながら、「街のいまここ」を見ていく。
それが「kyoto1192リアルツアー presented byまいまい京都」

三条通沿いの修学旅行生御用達の旅館が解体されていく。
今回の舞台は、京都最後の未開発の一等地ともいわれる三条京阪。
スタートは市役所前。
ゴールは祇園四条。
売物件やマンションを見て回るツアーではない。
あくまで「街ツアー」だ。
ただ、そのルート上には、いま京都で話題になっているマンション計画や、これから街の風景を変えていきそうな土地がいくつもある。
今回のスムラボでは、そんなルートを歩きながら、そこにあるマンション計画や土地を見ていく。

鴨川から見える京阪三条駅。京阪HDが駅前にホテルを含む複合商業施設を計画している。鴨川の向こうの風景が変わる。
これが今回歩くルート
11月11日(水)開催。
平日開催にもかかわらず、満員御礼「キャンセル待ち」となった。
ご参加いただく皆さん、ありがとうございます。

肩書はスムラボ京都代表‼️今では不動産ブロガーであり不動産仲介営業マンになりました。顔写真はかなり前のもので参加者からは実物の方が良いと言われました笑
いつもツアー当日に参加者へ渡しているルートマップ。
今回は特別に、記事で公開してしまおう。
建築現場。
解体現場。
更地。
廃墟のような建物。
ポテンシャル溢れるシャッター商店街。
そして、これから街の風景を変えていくマンション計画。
京都市役所前から祇園四条まで歩くだけなのに、
これだけの「街のいま」が詰まっている。
さあ、京都の街を歩こう。
リアルツアーはここから始まる、鴨川かぶりつきの土地
最初のスポット、木屋町通へ。木屋町通に白いバリケード。
「大和ハウス工業」の名前が一瞬見えた土地がある。
ここはマンション計画が噂されている場所。
何より驚くのは、その立地だ。
反対側は・・・・・そう、鴨川かぶりつき。
もしマンション計画なら、鴨川沿いでは約10年ぶりとなる。
そして、この土地を語るうえで忘れてはいけないのが「幾松」。
幕末の志士・桂小五郎、後の木戸孝允ゆかりの地として知られ、130年あまり続いた料理旅館。
その「幾松」が、今は綺麗さっぱりなくなった。
歴史を知っている人ほど、この風景には驚くかもしれない。

ホテル京都オークラ前には桂小五郎像がある。
鴨川沿い、坪1000万円の世界へ
鴨川沿いのマンションといえば、2017年竣工の「ザ・パークハウス京都鴨川御所東」。

マンション名に「鴨川」と「御所」という超パワーワードが入ってる最強マンション「ザ・パークハウス京都鴨川御所東」
中古市場では現在、専有面積278.83㎡、鴨川かぶりつき4階の最上階住戸が10億円で売り出されている。
坪単価にすると約1,186万円。
まさに桁違いの価格だ。

桜の時期はマンションの外観が見えなくなるのが「ザ・パークハウス京都鴨川御所東」。最上階からはどんな京都が見える?
ただし、不動産で見るべきなのは広告価格ではない。
いくらで売り出されているかではなく、いくらで成約するのか。
10億円という価格が、実際の市場でどこまで評価されるのか。
そこも、このエリアを見ていくうえで興味深いところだ。
これから鴨川沿いに登場するマンションが、いったいどんな価格になるのか。
個人的には、非常に気になる。
鴨川沿い、坪1000万円の世界。
河原町通に初めて現れる「新築分譲マンション」
河原町通へ。
ここに現れるのがローレルコート京都河原町三条。
河原町通と三条通の交差点からほど近い、まさに京都の中心部。
「ここにマンションを建てるのか」
と思う場所だ。
現在、58.68㎡~153.47㎡、価格は1億8,200万円~7億7,500万円で販売されている。
153㎡超のプレミアム住戸は7億7,500万円。
西日本最高価格だった「ザ・パークハウス京都鴨川御所東」の287.23㎡・7億4,900万円を超えた。
しかも、販売は順調だと聞く。

河原町三条からみた「ローレルコート京都河原町三条」建設地。
御池通から四条通までの河原町通沿いを歩いてみると、この場所の特殊性がよく分かる。
商業地のど真ん中。
観光客が行き交い、飲食店が並び、少し歩けば鴨川。
そんな場所に、新築分譲マンションが現れる。
「ここに住む」というより、
「ここを所有したい」に見えてくる。

河原町通沿い、山鉾巡行ルートの奇跡的な立地
その東には、完売した「プラウド京都高瀬川」
さらに東へ。
高瀬川近くには「プラウド京都高瀬川」。
こちらはすでに完売している。
眺望が抜ける住戸は、一般販売の前にアンダーで完売したと聞いている。

眺望が抜ける7階以上は表に出てこず。
そして、この土地の以前の姿を知っている人なら、さらに驚くはずだ。
ここは、かつてラブホテルだった場所。
近くには現在も営業中のラブホテルがあり、老舗「バニーガール」BARもある。
高瀬川近くのこの一帯には、昔ながらの雑多さ、猥雑さが微かに残っている。

2024年9月撮影の現地前。超優良店である。

ピーチパイは健在である。
そんな街にプラウドが建つ。
まるで、街の一角を静かに「浄化」しているようにも見える。
ただ、僕はこういう場所を歩くのが好きだ。
綺麗になった街だけを見るのではなく、
綺麗になる前の街の記憶が残っている場所。
そこに新しいマンションが建つことで、街の時間が切り替わっていく。
古いものが消え、新しいものが現れる。
その境目を歩くのが、面白い。
ゴールは南座の隣
そして今回のツアーのゴール、祇園四条へ。南座の南側隣接に、新しいマンション計画がある。

街のランドマーク「南座」
住友商事による「(仮称)京都市東山区川端通計画」。
敷地面積約894㎡、地上4階・地下1階、延床面積3,371.96㎡、14戸という計画だ。

kyoto1192の影と建築計画の概要標識。
南座の隣。

京都を所有できる立地だ。
祇園四条駅のすぐそば。
観光客がひっきりなしに行き交う場所。
「ここが、マンションになるのか!」
最初に計画を知ったとき、そんな驚きがあった。
京都の観光地のど真ん中。
こういう場所が、ホテルではなくマンションになっていく。
これは、何を意味するのか。
京都を訪れる人のためのホテルではなく、
京都を所有する人のためのマンション。
それが、観光客で溢れるこの場所に建とうとしている。
そんな変化が、いま京都の中心部で起きているのかもしれない。
市役所前から鴨川沿いの土地を見て、
河原町を抜け、高瀬川を渡り、
三条京阪、東山、祇園を越え、最後は南座の隣へ。
京都の街で、いま何が起きているのか。
マンション計画だけを追っていると、見落としてしまうものがある。
その土地に何があったのか。
その街を誰が歩いているのか。
そして、これからこの街はどう変わっていくのか。
11月11日。
実際に歩いて、見てみる。

待ち合わせという概念がなくなり、一人佇む「髙山彦九郎 皇居望拝之像」
おわり
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