こんにちは!なごぐらんです。
名古屋も特にタワーマンションを中心に中古の売出価格は特に強気に、そして成約価格も昨年比で15~20%ほど上昇してきているでしょうか。実需で探されている方にとってはなかなか厳しい市況のように感じます。
個人的に全体が上がるのはそろそろ頭打ちで、ここからは物件個別のポテンシャルによって明暗が分かれてくるのではないかと考えています。高くてもほしい!と思わせてくれるような素敵なマンションに住むことこそが一番だと思います。(安ければ最高ですが)
まあ私もそうですが、名古屋の方は他の地方に比べると見栄というかステータス性にこだわる傾向が強いですよね。普段の生活ではコスパを考えて倹約なイメージすらありますが、家などの大きな買い物では袖を大きく振る傾向が強いような。特に戸建志向がまだまだある名古屋では、戸建てに住む人にも自慢できるような圧倒的なステータスが欲しいのではないかなと思います。まあこの話は炎上しそうな気配を感じるのでこの辺にしておきますが。
さて今回は2026年に名古屋で最注目のグランドメゾン栄 The Towerとパークタワー栄について徹底比較をしていきたいと思います!どちらも戸建て派の人にどやっ!と言える超素敵なマンションですが、どういう人にどちらが向いているのかなどをまとめていきたいと思います。前編と後編に分かれますが、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。それではいきましょう!
物件概要
| 物件名 | グランドメゾン栄 The Tower | パークタワー栄 |
|---|---|---|
| 所在地 (地番) |
愛知県名古屋市中区栄二丁目421番 | 愛知県名古屋市中区栄二丁目1403番 |
| 交通 | 東山線・鶴舞線「伏見」駅 徒歩4分 東山線・名城線「栄」駅 徒歩8分 |
東山線・鶴舞線「伏見」駅 徒歩8分 名城線「矢場町」駅 徒歩9分 東山線・名城線「栄」駅 徒歩10分 |
| 用途地域 | 商業地域 | 商業地域 |
| 敷地面積 | 1,414.71㎡ | 1,121.15㎡ |
| 建築面積 | 800.09㎡ | 599.28㎡ |
| 建築延床面積 | 16,162.43㎡ | 9,811.92㎡ |
| 総戸数 | 126戸 | 95戸 |
| 間取 | 1LDK~3LDK | 1LDK~3LDK |
| 面積 | 52.37㎡~144.94㎡ | 50.01㎡~161.43㎡ |
| 構造・規模 | 鉄筋コンクリート造地上30階建 | 鉄筋コンクリート造地上24階建 |
| 権利形態 | 敷地は共有、建物は区分所有 | 敷地は共有、建物は区分所有 |
| 竣工時期 | 2027年12月下旬 | 2028年11月下旬 |
| 入居時期 | 2028年1月下旬 | 2029年1月下旬 |
| 駐車場 | 63台(平面式8台、機械式55台) | 54台(平面2台、機械式52台) |
| 売主 | 積水ハウス株式会社 | 三井不動産レジデンシャル株式会社 |
| 設計会社 | 株式会社IAO竹田設計 | 矢作建設工業株式会社 株式会社ホシノアーキテクツ |
| 施工会社 | 株式会社鍛冶田工務店 | 矢作建設工業株式会社 |
| 管理会社 | 積水ハウスGMパートナーズ株式会社 | 三井不動産レジデンシャルサービス株式会社 |
| 販売期 | 第4期(第3期まではアンダー) | 第2期 |
| 次期販売予定 | 2026年11月下旬 | 2026年9月下旬 |
掲示板:パークタワー栄ってどうですか?
詳細については各項目で深掘りしていこうと思いますが、物件概要を横並びで見てみるとこの2物件が比較的似ていることが分かります。引き渡し時期についてはグランドメゾン栄 The Towerの方が着工が早かったのもあり、1年ほど差がありますね。ただ詳細を見てみると違いがあることも分かりますので、それを各トピックごとにまとめていきたいと思います!
販売状況
-
グランドメゾン栄 The Tower
まずは皆さん気になっているであろうグランドメゾン栄 The Towerから見ていきましょう。本物件は7月末にHPが公開されて一般公開となったばかりの物件であり、存在についてはじめて知った方も多いのではないでしょうか。
物件概要の情報を見てみると未分譲が44戸ということで、すでにアンダー販売で全体の2/3が契約済になっていると思われます。アンダー販売は約1年前の2025年9月頃から外商などで始まっていたようですが、水面下でもうここまでいっているのかと驚いているのが正直なところです。価格も坪600万台ということで名古屋の新築物件では過去にない価格帯なわけですが、さすが積水が誇るグランドメゾンといったところです。
▶アンダー販売時の記事はこちら
ここからは私の推測(推理)も入ってくるわけですが、残っている44戸のほとんどは低層フロアに偏っているのではと考えています。本物件を2つに区分けすると13階以下の低層と、14階以上の中高層に分かれるのですが何となく以下のように9割が低層フロアになっているのでは?と。
- 低層(13階以下) 残り40戸/総数53戸
- 中高層(14階以上) 残り 4戸/総数73戸
仮に中高層が予想通りに完売に近いとなると、積水も低層を前建てがあるからといって弱気ではなくそれなりの価格帯で出してくることが考えられます。理由として名古屋のタワーマンションで最後に残りがちなのは2億以上の高グロス住戸であり、これは低層はグロス価格が相対的に低いことで眺望等の条件が悪くても実需や投資家による確実な購入が入るからですね。
続いてはパークタワー栄の販売状況についてです。こちらも引き渡しまでは2年半近くあるにも関わらず、第1期で全体の約1/4がすでに分譲済になっていると思われます。(供給済で隠しているだけかもしれませんが)眺望の良い北東向きの住戸を中心に確実に売れている模様ですので、第2期では条件の良い南西向きの住戸を前面に販促活動をされていくのではないかと予想しています。
もっとも三井としては当初は白川公園ビューの南西向きを前面にしてプレミアムを乗せていたわけですが、蓋を開けてみるとテレビ塔ビューの北東向きの方が人気だったというのは完全に誤算だったと思われます。
第2期販売は8月末より案内が始まり9月下旬に販売というスケジュールのようです。残暑が厳しい中ですが、条件が良い住戸は期を重ねるごとになくなっていきますので興味もたれた方は早めに行動されると良いと思います。残った条件の悪い住戸を安く販売してくれるとは限らず、デベも当然営利企業なわけですので。個人的にはグランドメゾンが一緒に販売を続けていて、ちょっと弱気になっているうちに動くのがおすすめではないかと思っています。
立地・アクセス
立地については両物件とも中区の栄二丁目という栄と伏見の中間付近のエリアとなります。西隣の栄一丁目にはグランドメゾン御園座タワーなどのタワーマンションが複数ありますが、栄2丁目には現状タワーマンションはありませんのでエリア観点では間違いなく希少です。立地概要図に赤の斜線をかけているエリアについては夜間に1人では出歩かない方が良いと考えるエリアを示しています。不正確なところも多くアバウトなもの(東山線は正しくは錦通の下を走っています)ですが、2物件とも栄2丁目の東側でギリギリ当たっていませんので、レジデンスとしてもちょうど良いと思っています!
個人的に名古屋の超都心エリアの中で最もレジデンスに適しているのがこの栄2丁目だと思っています。栄1丁目はビジネスって感じですし、栄3丁目は住吉エリアをはじめとして繁華街すぎるのもあって間に挟まれた本エリアが1番バランスが取れているかなと。私の本業の職場でも「伏見周りで1番いいのは栄2だよね~」みたいな話をつい直近で聞いたので、地元民(都心派)でも本エリアの評価は高いかと。都心良いけど住みたくない!と思う人の一定にも刺さりそうだなと感じています。
また公示地価でも令和8年においてTHE SAKAE RESIDENCEが位置する「名古屋中-2」については、2,050,000円/㎡(令和7年は1,950,000円/㎡で前年比+5.1%)と中区の住宅地の中で最も高くなっており、都心レジデンスとしての本エリアの立地の強さがここからも読み取れます。なおこれはあくまで公示地価ですので、実際の売買ベースである実勢価格はこれよりさらに一定割合高くなりますので、その点はご認識おきを。
鑑定評価書はこちら
栄2丁目としては共通ですが、資産性という観点で考えるとこの2物件の立地は物理距離以上の差があると考えています。内閣府の都市再生緊急整備地域のマップをもとに見ていきましょう。
名古屋駅周辺・伏見・栄地域は、緊急かつ重点的に市街地整備を進める「都市再生緊急整備地域(赤枠)」に指定されていますが、その中でもさらに国際競争力強化に資すると認められた一部エリアだけが「特定都市再生緊急整備地域(緑枠)」の格上指定を受けています。このエリア区分の境界線上で、グランドメゾン栄 The Towerは特定地域(緑枠)の内側、パークタワー栄は一歩外側の赤枠の境界付近の立地となっています。なお用途が住宅の場合はエリア内でも容積率の緩和は受けられずデベ側のメリットは基本的にはありません。
名古屋市の中心市街地活性化基本計画では、名古屋駅地区と栄地区を2核とし、その間を広小路通、錦通などの東西軸が結節するという「2核1軸構造」がこのエリアの基本構造として明記されています。緑枠(特定都市再生緊急整備地域)の範囲を見てみると、名駅と栄の間の範囲は基本的に錦通と広小路通から1ブロックまでとなっています。つまり1軸の南北の最重要エリアがこのエリアということで、そういう意味で立地ではグランドメゾン栄 The Towerが抜けていると考えます。緑枠の特定地域内の土地は基本的にオフィスやホテルと競合する場所になってきますので、グランドメゾン栄 The Towerの立地は周辺のタワーと比較しても突出していると言えるかと。仮にいま同じ条件の土地が出てきたらとしたら共同住宅が競り勝つのは中々難しいのではないでしょうか。
堀川より東で広小路通から1ブロック以内の築浅タワーマンションを考えると、名古屋No.1のグランドメゾン御園座タワーと直近のリセールの伸びがすさまじいプラウドタワー名古屋栄くらいでしょうか。ただこの2つもまもなく築10年を迎えますので、そういう意味ではグランドメゾン栄 The Towerは次世代のランドマーク物件となりうるかなと。
名古屋において都心6駅と言われることも多いですが、各駅ごとの現状のランドマークは以下かな?と個人的に思っています。
- 名古屋駅(国際センター駅):プラウドタワー名駅 or ブリリアタワー名古屋グランスイート
- 伏見駅:グランドメゾン御園座タワー
- 丸の内駅:プラウドタワー名古屋錦
- 久屋大通駅:ザ・ファインタワー久屋大通・シティタワー名古屋久屋大通公園
- 栄駅:(ランドマーク物件なし)
栄駅には現状ではランドマークといえるようなタワーマンションが存在していません。グランドメゾン栄 The Towerは最寄り駅は伏見駅ですが栄駅までも徒歩8分でマンション名を踏まえると、空白になっている栄の枠を埋められるポテンシャルがあるのではないかと思っています。規模感は少し寂しいところですが、階数も30階とランドマーク性はありますので!
ただし都心なのもありザ・ファインタワー久屋大通のように嫌悪施設(といえるもの)が至近にありますので、そういったところはトレードオフで割り切る必要があることには気をつけましょう。
▶詳細はこちら
パークタワー栄も24階建と遠くでも視認できる高さはあるものの、この規模はプラウドタワー久屋大通公園南などある程度の数があり、中古市場に出たときに埋もれてくるリスクはあるかもしれないので、現時点でそこは個人的に少し気になっているポイントです。(後述のようにこの2物件は過去の物件よりも金額がかなり高いのもあり)
あと駅距離の観点でもグランドメゾン栄 The Towerは最寄りから徒歩4分に対して、パークタワー栄は徒歩8分なのは資産性の観点で考えると差が出てくるかなあと。資産性を考えるなら、名古屋では東山線からの駅距離は非常に重要な要素であると考えています。これは別の記事で書こうと思いますが、名古屋で最強と言われているグランドメゾンでもグランドメゾン大須 ザ・タワーはあまり伸びていないのですが、大須や矢場町のように1駅ずれると立地としての評価が一段変わってくるのかなと。(それによる狙い目ももちろんありますが)都心タワーを購入する際にリセールバリューを気にする人も多いと思いますが、この観点は1つ気にしておいた方が良いでしょう。特に今のような暑い時期に地下鉄を頻繁に使う方にとっては、徒歩距離があればあるほど地獄になってしまうのもあり・・・
デザイン・共用部
デザイン
続いてデザインですが、これは正直なところ甲乙つけがたいです。というか人によって好みが分かれてくるような気がしており、どちらが上回っているとは一概に言えないのではないかなと。個人的にはグランドメゾン栄 The Towerの方が後述の共用部とあわせると好きだなと感じています。パークタワー栄はすべてホシノアーキテクツが設計していると思っていたのですが、こうさんの記事によるとマスターデザインを担当されているとのことでした。詳細についてはぜひこうさんの記事を読んでいただきたいところですが、派手さはないものの要所要所にしっかりとこだわりを感じられるポイントが散りばめられており、素敵だなと思います。
あとはコストカットで腰窓下部のグラデーションされたところなどが安っぽくならなければ良いのですが・・・パークコート覚王山山門町も同じく三井×ホシノアーキテクツですが、実物が下振れた印象が拭えないのでこちらではビシッと決めていただきたいところ!
▶こうさんの記事はこちらから
グランドメゾン栄 The Towerについては後日、別の記事でちゃんと書こうと思っていますがホシノアーキテクツと遜色ない素晴らしいデザインだと思います。まず名古屋では非常に珍しいラウンド型のタワーマンションで、丸みを帯びていますので柔らかくてスタイリッシュな印象を強調させてくれる要素になっています。名古屋ではずっと一般的な角型が供給されてきていましたので、こういった物件はドヤ要素があるのと時代が経っても色褪せずに一定の存在感を残しそうな気がしています。まあそれだけメンテナンスコストもちゃんとついてくるわけですが。
また積水といえば外構というところでここのデザインも自然石の積み上げでデザインされており、植栽については都心部ながら充実しているのはデベの特徴がしっかりと出ていますね。積水はなんといっても伏見ではグランドメゾン御園座タワーの実績がありますが、それが逆に下手なものを作るわけにはいかないという裏返しにもなっているような気がします。それくらいの気合いを感じさせられるデザインですね!設計もIAO竹田設計が担当していますので、期待値は高いかと思います。
共用部
共用部についてはグランドメゾン栄 The Towerの方が上回っていると言えるでしょう。以下に共用部の設備を並べてみていきましょう。| 物件名 | グランドメゾン栄 The Tower | パークタワー栄 |
|---|---|---|
| EV数 | 3基(低層用1基、高層用2基) | 2基 |
| EV速度 | 150m | 105m |
| 内廊下 | ◎(アルコーブ広め) | 〇 |
| ゴミストック | 各階設置 | 各階設置 |
| 駐車場 | 50%(平面8台) | 57%(平面2台) |
| ラウンジ | 2Fに広く設置 | エントランス付随 |
| ゲストルーム | あり(3F) | なし |
内廊下については後編で触れるとして、ゴミストックについてはどちらも各階ゴミ置き場が採用されています。さらにグランドメゾン栄 The Towerは共用階段エリアの中、パークタワー栄は前室の先に配置されており、ただ廊下にぽんと横付けしている形でないのは好印象です。
駐車場については設置率はどちらも5割程度と都心では妥当な水準ですが、車寄せはパークタワー栄のみにあります。グランドメゾン栄 The Towerはその分を平面駐車場に割り当てているわけですが、惜しいなあとも思います。
その他共用部はグランドメゾン栄 The Towerの方が良いですね。ゲストルームも1部屋ラグジュアリーなものがありますし、ラウンジが2Fに用意されているのは好印象でエントランスにもクラブレジデンスを感じさせられますね。パークタワー栄は1階の導線上にエントランスラウンジとしてあり板状マンションによくあるタイプですが、これだと人目が気になって落ち着きませんし個人的にはラウンジといえる??というイメージです。
ということで共用部については総合的にはグランドメゾン栄 The Towerの方が明確に上回っていると考えます。積水はこの辺の最低ラインが結構高いイメージでペンシルタワーでも最低限欲しいものは用意されている感を感じられ、地元人気が高いのもここから読み解けるなと感じました。
専有部などは後編に
さて専有部の設備仕様や間取り、価格や資産性などまだまだ話し足りないことが沢山ありますが、前編はここまでにしたいと思います。続きは後編に書こうと思いますので、ぜひ後編もお読みいただければと思います!それでは!スムラボ記事
- 【最速】価値観変わる―都心の新ランドマークタワー『グランドメゾン栄ザタワー』の考察【スムハジメ】
- 【前編】グランドメゾン栄 The Towerの考察(第1弾)【なごぐらん】
- 【番外編②】マンクラ必見‼「新築マンション」の裏側(価格表・物件概要編)【スムハジメ】
- 【後編】グランドメゾン栄 The Towerの考察(第1弾)【なごぐらん】
- 2026年頂上決戦|パークタワー栄vsグランドメゾン栄The Tower【スムハジメ】
- 2026年前半の名古屋相場振り返り(気になる新築計画2選!)【なごぐらん】



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