こんにちは!なごぐらんです。
2026年に名古屋で最注目のグランドメゾン栄 The Towerとパークタワー栄の比較記事の後編となります!夏の暑さも9月になって徐々に落ち着いていくものと思われますので、ここからはまた理想の物件を探すのにちょうど良い時期になってくるかと思います。それでは早速いきましょう!
前編はこちらから
敷地配置・専有階
専有部に入る前に敷地配置や前編で触れなかった内廊下部分について、先に見ておきたいと思います。1階平面図
グランドメゾン栄 The Towerは、接道部分を見てみると西側の一面接道のみとなっています。一面接道で平面駐車場も用意するとなると、車寄せを作るスペースが物理的に確保できなかったことが図面から読み取れます。歩車分離設計はされていますが、自転車と駐車場導線(タワーパーキング側)が同じになっているのはちょっと制約上の厳しさを感じてしまいますね。あと1台用意されている来客用駐車場はバック前提で敷地に入っていく必要がある形になっていそうなのも気になりました。
また建物の配置を見ると全体的に北側に寄せられていることが分かるかと思います。ちゃんと理由を聞かなかったので真相は分かりませんが、おそらく南側の低層階住戸の採光を確保するためにこうなっているのではないかと思います。南には12階相当の前建てがありますので、そことの離隔を目一杯取ることでなるべく低層階にも採光が届くようにしたかったのではないかなと。
本物件では3~4階にルーバーが設置されており外観としての印象はおしゃれになり良くなっていますが、専有部にとっては覗き防止でプライバシーが確保されはしますが、影が入ってきたりとマイナス要素になってくるかなと。日影図をちゃんと見たわけではないですが、北側に寄せたことで南側には10~15mほどの離隔ができているので、このルーバーより上の住戸なら採光がちゃんと確保されるようになっているのではないかな?と思っています。30階という高さを考えると5階もルーバーあって良いような気もしたので、何かしらの設計意図があったのかと考えちゃいますね。
パークタワー栄について、接道は南以外の三面接道となっています。これが各導線を方角別に分けることに繋がっており、東は歩行者、西は車、北は自転車とうまく分離させることができここは好印象です。建物を東側に目一杯寄せて空いた西側のスペースを車に全振りさせることで、車寄せを実現させています。
ちなみにパークタワー栄についてはエントランスラウンジの部分は吹き抜けになっていますが、風除室部分は図面を見る限り吹き抜けになっていないのでここはおそらくワンフロア分の高さなんだろうなと推測しています。ちょっとここは規模感という意味で残念なところかもしれません。
専有フロア平面図
専有フロアについてはグランドメゾン栄 The Towerがすでに残りの多くが低層階になっていそうなのと、価格帯も考えて低層フロアをベースに見てみましょう。グランドメゾン栄 The Towerから見ていきますが、こちらは専用使用権付きのアルコーブがありかなり奥行きがある贅沢な内廊下構造となっています。A~Cタイプは廊下の導線上にあるのもあってか特に深くなっていて、プライバシー性がここでもしっかりと考慮されています。D・Eタイプについては廊下の突き当たりなのもありますが、玄関扉の位置関係的には結構ギリギリなような気がします。
Dタイプのアルコーブですが広角レンズによって奥行きが実際よりあるように見えていそうですが、まあクラブレジデンスと呼ぶにふさわしいラグジュアリー具合ですね!男性ウケは良さそうですが、女性ウケはどうですかね・・・成金のようないやらしさは全く感じなくバランスは取れていそうなので、全体的には素晴らしいと思います!!
パークタワー栄については、この内廊下部分が結構気になるポイントです。まず共用廊下が中央部にぎゅっと集約する形になっており、AタイプとEタイプは玄関扉を開けたらこんにちは状態になっています。さらにBタイプとCタイプはエレベーターホールから見える状態になっており、唯一Dタイプだけがネックがなさそうな状態でしょうか。
特にAタイプとEタイプは左右対称にさえしなければ回避できそうな気もしますので、このあたりの考慮がされていないのはちょっと残念ポイントだなあと感じます。あと内廊下の写真がないのも気になりますが、こちらは杞憂で終わってほしいところです。
眺望
結論からいくと、眺望についてはパークタワー栄の方が良いです。ですが、これも方角によります。パークタワー栄
北東向きのテレビ塔ビューと南西向きの白川公園ビューは駅距離が離れた分だけの眺望を享受することができます。逆に南東向きと北西向きについては中層階でも眺望がかなり厳しく、この2方向は駅距離遠い+眺望もないで個人的にはリアルの知り合いには中々オススメしづらいなと思っています。敷地配置を目一杯東側に寄せたことで、南東向きは一番ツケを喰らわされている方角になります。正直、階数上がってもこんな感じであれば低層階でグロスを抑えた方が合理的だよなと。
北西向きは南東向きよりはまだ良い方ですが、北西には17階建のTHE SAKAE RESIDENCEがダイレクトウィンドウの真正面に来る形になりこれもなかなか・・・あと眺望シミュレーションには出てこない要素ですが、敷地配置を見るとタワーパーキングは敷地西側、つまりこの画像だとTHE SAKAE RESIDENCEの左側に出てきます。どれくらいの高さがあるかは要確認ですが、低層階の北西向きはこれよりもさらに眺望が厳しくなることを想定しておかないと内覧会の際にギャップを感じそうなので、そこは要注意ポイントです。
北東向きは(ほぼ)完売したと思われるので、そうなると必然的に南西向きを狙うのが眺望としては1番になります。12階の中層階でも隙間から白川公園ははっきりと見えます。が、敷地南側は現状コインパーキングとなっております。三井もここの駐車場用地も一体で開発しようとかなり粘っていたようですが、ここの所有者は土地を手放すつもりはないらしく断念した形となります。ただ永久にコインパーキングとも限りませんので、万が一何かが建つとなるとプレミアムが失われるリスクは想定しておきましょう。
グランドメゾン栄 The Tower
こちらは囲まれ感がかなりあり、眺望については低層階は特に結構厳しいです。まさに立地を買うマンションというところで、眺望についてはそれとのトレードオフになりますね。こちらは公式HPに眺望シミュレーションはないですが、低層と中高層でざっくり分けると低層は10階より上がらないと目の前(お隣)の建物さえ抜けてこない形となっています。予算の都合で低層階しか選択肢がないとするなら、接道されている西側(南西方向は低層も比較的抜けてきます)か、建物を北に寄せて採光は確保されている南向きがこの中では条件としては良いように感じています。変に8階とか微妙な高さを買うくらいなら、割り切ってもっと低層階を選んだ方がコスパ観点では合理性がありますね。前建てがある以上眺望はほとんど変わりませんので、13階付近の上か、最下層(ルーバーの影響受けない階数・間取り)から順に人気になるのではと思っています。
中高層階もなかなか完全に抜けきる方角はなく、北東方向には高さ100m近い広小路クロスタワーが鎮座していますし、北西向きも名古屋広小路ビルディングがどっしりと構えています。立地がいいことの裏返しになるわけですが、高層建築物が周辺に多いことで高層階にしてはいまいちな眺望も複数ありそうです。ただその辺は積水も当然わかっていて、北や北西向きの住戸については他の方角よりもかなり単価を下げてきており、アンダー販売でも大抽選になるような結果として”おいしい”住戸となっておりました。現時点ではこれらの部屋タイプはすべて完売になっているはずです。
設備仕様
さて続いては設備仕様について、コンパクト寄りの60㎡前後の2LDKと90㎡付近の3LDK同士で比較して見ていきましょう!こちらも結論から入ると、コンパクト2LDKはグランドメゾン栄 The Towerの方がはっきりと良く、3LDKでは総合するとほとんど同じだと判断しています。詳細を見てみましょう!コンパクト2LDK(60㎡前後)
| 物件名 | グランドメゾン栄 The Tower | vs | パークタワー栄(STANDARD) |
|---|---|---|---|
| キッチン天板 | 御影石 | > | 人造大理石 |
| ディスポーザー | あり | = | あり |
| コンロ | DELICIA(ガラストップ) | > | リンナイ(つまみ式) |
| 食洗機 | リンナイ(フロントオープン) | > | リンナイ(スライド) |
| エアコン | 壁付け型 | = | 壁付け型 |
| 洗面台天板 | 御影石 | > | 人造大理石 |
| トイレ | タンクレス+手洗いカウンター | = | タンクレス+手洗いカウンター |
| 天井高 | LD・洋室ともに2,600mm | = | LD2,650mm、洋室2,500mm |
| 床構造 | 二重天井 | > | 直床 |
一方でパークタワー栄のSTANDARDクラスの仕様ははっきり低いですね。以前にブランズタワー名古屋今池の記事で価格とのトレードオフで仕様が低いと書きましたが、STANDARDクラスはトイレ以外は仕様がほぼ同じです。つまり高級感はトイレにしか感じられないわけでタワーマンションらしくするにはオプションが必須ということになります。ただし第2期では12階以下のSTANDARDクラスのオプションはもう間に合わないような気がしますので、この仕様を受け入れられるかどうかというところになりそうです。ディスポーザーなど必要なものはあるので、致命的に生活が不便になるわけではないので生活性としてはそこまで気にしなくて良いかなと思います。資産性という観点で見ると気にしておいた方が良いところでしょうか。
90㎡付近3LDK
| 物件名 | グランドメゾン栄 The Tower | vs | パークタワー栄(SUPERIOR PLUS) |
|---|---|---|---|
| キッチン天板 | 御影石 | = | フィオレストーン |
| ディスポーザー | あり | = | あり |
| コンロ | DELICIA(ガラストップ) | = | DELICIA(ガラストップ) |
| 食洗機 | リンナイ(フロントオープン) | > | リンナイ(スライド) |
| エアコン | 壁付け型 | < | (LDのみ)天カセ標準 |
| 洗面台天板 | 御影石 | = | フィオレストーン |
| トイレ | タンクレス+手洗いカウンター | = | タンクレス+手洗いカウンター |
| 天井高 | LD・洋室ともに2,600mm | = | LD2,650mm、洋室2,500mm |
| 床構造 | 二重天井 | > | 直床 |
間取り
さてここからは専有部の間取りを見ていきましょう!こちらも設備仕様と同じくコンパクト2LDKと90㎡付近の3LDKの間取りを1つずつピックアップして見ていきましょう。コンパクト2LDK(60㎡前後)
・グランドメゾン栄 The Tower 2LDK 64.69㎡・パークタワー栄 2LDK 58.41㎡
60㎡前後で条件の似た間取りを持ってきましたが、こちらはともに低層フロアの2LDKです。間取り構造はどちらも似ており、洋室は1部屋がリビングアウト、もう1部屋がリビングインの構成になっていますね。ただリビングインの洋室を見るとグランドメゾン栄 The Towerは開き戸になっていますが、パークタワー栄はスライドドアになっています。パークタワー栄の方は柱が1本食い込んでいるので、配置はちょっと難しいかもしれないなと感じました。あと面積が6㎡違うとはいえ、収納量の差は気になりますね。パークタワー栄の収納は特に少ない印象です。
続いてはLDK部分でまずはLDですが、グランドメゾン栄 The Towerはラウンドコーナー、パークタワー栄はダイレクトウィンドウとなっています。パークタワーの方は腰窓(88cm)になっています。グラメもそこまでではないですが、上下には梁があるのでそこは要確認ポイントです。
キッチンはグランドメゾン栄 The Towerは壁付けタイプ、パークタワー栄は良くあるカウンター型となっています。グランドメゾンの壁付けは本物件の特徴でもありますが、私が実需目線で見るなら壁付けは純粋にマイナス要素です。広さを感じるよりも、賃貸っぽさを感じるのとLDとの境界がなくなるのが個人的にはちょっと…という印象を持ちました。壁付けでない部屋タイプも複数あるので、同じ考えの方はそちらを検討されると良いと思います。パークタワー栄の方はキッチンの長さ(幅)が気になりました。シンクとコンロの間のスペースが狭すぎやしませんか…?間取りを見ても不自然さを若干感じたのですが、この辺はLD面積を広げたいなど何か意図がありそうな気もしました。
その他は全体的によく似ていますね。玄関がクランクインだったり、浴室が1418もしくは1416と2LDKにしては上々の形となっています。
90㎡付近3LDK
・グランドメゾン栄 The Tower 3LDK 90.32㎡・パークタワー栄 3LDK 90.00㎡
続いては3LDKですが、どちらも洋室2部屋がリビングアウト、1部屋がリビングインと似たような形になっています。ただ間取りの綺麗さでいうと、グランドメゾン栄 The Towerがはっきりと良いですね。
まずは廊下の長さと有効面積(LDK+洋室)観点で見てみると、廊下はパークタワーの方がコの字になっていて面積を食っているのが何となく分かるかと思います。有効面積でみてもグランドメゾンが37.0畳、パークタワーが35.5畳となっておりこの辺に差が出てきているのが定量的に分かるかと思います。積水はこのあたりの設計が本当に素晴らしく、さすが名古屋No.1ブランドと感じさせられるほどです。
あと差が出ているのは水回りですかね。グランドメゾンは広さを活かしたアイランドキッチンが採用されており、あとカップボードが標準になっているのはパークタワーとの差別化ポイントになっていますね。カップボードはデベ標準のオプションだと100万はこのレベルになると超えてきますので、価格面で見ても大きなポイントです。グランドメゾン栄 The Towerでは低層フロア含めて壁付けでない部屋タイプではカップボードが標準仕様になっていますので、壁付けタイプと比較するとコスパで優れていると個人的に見ています。
あと洗面所もパークタワー栄は90㎡あるとは思えない広さですが、グランドメゾンはゆとりある広さとなっています。シングルボウルなのは惜しいですが、ちょっとリフォームすればグランドメゾンの方はダブルボウルにもできそうです。90㎡台3LDKにおいては、ちょっと積水が素晴らしすぎるのもありますが差が出てきているように感じました。
価格感・資産性
この2物件に興味を持たれている方にとって1番気になるのはここでは!?ということでまずは現時点でのそれぞれの全体の平均坪単価(予想)から見ていきましょう。あくまで現時点までの販売状況を踏まえた個人的な補正をかけており、実際とはややズレがあるかもしれませんのでご了承ください。- グランドメゾン栄 The Tower : 620~630万(当初620万)
- パークタワー栄 : 510~520万(当初580万)
パークタワー栄は当初の計画時からは10%程度価格を下げて販売している印象(ただしテレビ塔ビュー除く)があります。ただこれは売れてないという見方ではなくて、当初の事業計画が欲張りすぎていたという方が個人的には妥当と見ています。東京都心の物件を見ていると営業利益率がとんでもなさそうな物件が複数ありますが、それと同じテンションでいこうとして実態を見て現実的なラインに下げてきたのかなと。三井としてもここまでの価格調整は想定通りというか、松竹梅の梅くらいには入っていたんじゃないかなと勝手に考えています。実際に名古屋では過去最高額帯にもかかわらず、順調といえるペースで販売が進んでいますのでその点は疑う余地はないかなと。
資産性については、建物のポテンシャルだけで見たらほぼすべてグラメが上回っていますので、単純な価格ベースでは間違いなくグランドメゾンの方が上なのははっきりしています。問題はどのくらいの価格差が妥当かというところで、これが個人的に結構難しいなと思っています。個人的には完全に同じ条件としたときに、リセールで20%くらいは差が出てくるのではないかなというのが現時点の予想です。
まず立地は同じ栄二丁目ですが、栄二丁目の中ではかなり大きな差があると思っておりタワマンの価値として見るなら駅距離もそうですし、エリアとしても広小路通に近い方が圧倒的に良いのは1つあるかなと。あとはブランドですかね、名古屋ではグランドメゾンというだけで他より資産性が頭1つ抜けてくるのが現状です。パークタワーがどこに食い込んでくるか現時点ではなんともいえないですが、さすがにグラメとは差が出てくるのではないかなと・・・細かいところは置いておいて大きく2つあげると立地とブランドでこの差は生まれてくると思います。
20%の差となると新築時の平均坪単価も実はここに近い数字になってきています。とはいえ階数・間取りごとで価格のゆがみは必ずどこかに出てくると思います、なにせタワマン2棟の比較なわけですので。同じ条件に補正したときにパークタワーと10%も変わらない部屋があればグラメを購入するという戦略は資産性観点では十分にありかと。聞いた話だと実際にグラメの低層階はほとんどかわらない部屋タイプもあってすでに売れているとか・・・?こういう“歪み”を取れると、今後市況が悪くなったときも相対的に良いポジションにいれるので良いかなと思います。逆にパークタワーが不当に安くなっているところがあれば狙っていっても良いと思いますが、駅距離などが許容範囲かは各個人の事情にあわせて考えてみると良いかと思います。
あとは予算的に手が届くかというところも大事なところですね。日銀の基準金利が9月で1.25%になりましたが、一次取得をする方にとってはそれにより購入予算が縮小し、かつ名古屋ではまだタワーマンションを中心に価格高騰中のためまさしく二重苦です。また二次取得以降の方にとっても金利2%とかでシミュレーションすると、月々の返済額は今と比較してかなり重くのしかかってくることになるかと思います。都心のタワーマンションであればわざわざ過去最高額のこの2物件でなく中古もありますので、なぜこの物件に住みたいのか、をしっかりと考えておくと良いかと思います。
ちなみに考え方は十人十色ですが、独身の私はこの記事を書いていて、予算を加味してもパークタワーの立地はちょっと許容できませんでした。どこの駅からも遠いのがやはり大きいですかね。
グラメの方は治安面やスーパーや学校の遠さなどエリアとしては気になることもありますが、それ以外はかなりいいのではと思っています。ただ2LDKを狙うなら最低8,000万というところで、そもそも私の与信では厳しいなと。先ほどの金利の話は特に20代などの若年層にはまさしくクリティカルヒットなわけで本当に苦しいですね・・・実需ならこの後に登場するグランドメゾン伏見 The Towerの方が良さそうですがあちらは栄よりさらに高いです。。。
総括
さて前編とあわせるとものすごいボリュームとなりましたが、いかがでしたでしょうか!?私も2026年に最も注目している2物件なのもあり気合い入れて書きましたし、最後の方には忖度ない意見も書いてみました。グランドメゾン栄 The Towerについては10~11月のスムラボ記事のテーマになるはずで、詳細はそちらで書く予定ですのでお楽しみに。それでは![スムラボ編集部より] 本ブログ記事の情報は投稿日時点のものです。現在の販売情報は物件公式サイトをご参照下さい。



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